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肩こりに効く意外な生活習慣のポイント【医師執筆】

長時間のデスクワークによって、毛様体筋や目の周辺の筋肉が緊張し、首や肩の筋肉の緊張につながります。それが血行不良を招いて、慢性的な首や肩のこりに発展する場合もあります。そんな時は姿勢を正すことが大切ですが、他にも日々の生活の中でやりがちなクセも影響していました。肩こりの原因となる見直したい生活習慣をチェックしてみましょう。

森岡清史(吉祥寺森岡眼科院長)

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目次

  1. ○首や肩のこりに効く生活習慣
  2. ○バッグの肩かけと厚着に注意
     
    • 首や肩のこりに効く生活習慣

      長時間のデスクワークによって、毛様体筋や目の周辺の筋肉が緊張し、首や肩の筋肉の緊張につながります。それが血行不良を招いて、慢性的な首や肩のこりに発展する場合もあります。
      首や肩のこりが気になったら、まずは姿勢を正しましょう。パソコンは90ページのような姿勢で、スマートフォンは目から30センチ離して使います。イスには深く腰かけ、おしりは背もたれに密着させて背筋を伸ばし、顎を引きましょう。
      また、運動不足だと筋肉が緊張して血行不良が起こりやすくなるので、適度に体を動かすようにしましょう。仰向け寝で血流アップ
      しっかりと睡眠が取れていれば、ダメージを受けた筋肉の細胞(筋肉が疲労した状態)が修復されて元気な状態に戻ります。しかし、睡眠だけで首や肩のこりがよくならない場合、寝方に問題があるのかもしれません。
      横向きに寝ると、下になっている側の肩に体重がかかって圧迫されるため、血行が悪くなります。背中を丸めて寝るのも、血行が悪くなるのでおすすめできません。また、バンザイの姿勢で寝るのも肩に負担がかかるので、やめましょう。
      では、どんな姿勢で寝るのが首や肩への負担が少ないかというと、仰向けです。仰向けは、首も肩もリラックスした状態なので、血液もスムーズに流れます。
      枕も首や肩に影響しています。枕は高すぎず低すぎず、仰向けに寝たときに、首から肩が緩やかなS字カーブになるものがよいでしょう。枕に後頭部と肩口までのるようにすると、首だけで頭を支えなくなるので負担が軽くなります。
      座ったまま寝ると、首が前後左右に倒れるため、首や肩の血行が悪くなります。車や電車で寝ることが多いという人には、首枕(首に巻くタイプの枕)がおすすめです。
      首枕を使うと首が安定するので、左右のどちらかに傾いて血行が悪くなることはありません。また首枕は保温効果もあるので、血行を促進させるのにも適しています。

      肩こり_生活習慣

    • バッグの肩かけと厚着に注意

      ショルダーバッグをどちらか一方の肩だけにかけていると、その肩の血行が悪くなります。バッグをかける肩はどちらかに決めず、両方の肩にバランスよくかけるのがよいでしょう。
      また、冬場に何枚も服を重ねて着ると、服の重さで体が動かしにくくなるため、肩の血行が悪くなるといわれています。保温性の高いインナーウエアを着るなどして、軽い服装で過ごしましょう。

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森岡清史

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