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最も肩こりに効果的な入浴法【理学療法士執筆】

カチコチになった肩は温めたほうが良いと考える方が多いですが、どうして温めるとよいのでしょう?また、症状によっては冷やしたほうが良いケースもあります。
NHK総合「ためしてガッテン」で話題沸騰!肩こり研究第一人者の理学療法士が、こった肩の温め方をご紹介します!

竹井仁(理学療法士)

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目次

  1. ○肩こりは温める?冷やす?
  2. ○お風呂の入り方
     
    • 肩こりは温める? 冷やす?

      肩こりを解消するには筋肉の緊張をやわらげ、血行をよくするのが大切です。慢性の肩こりでは、血行が低下しているので温めるのが基本です。温めることによって、熱エネルギーが生体に加わり、循環の改善や疼痛の軽減などの生理的反応が生じます。日常生活の中では、お風呂でゆっくり温まり、精神的にリラックスをはかるのも効果的です。
      しかし、肩の痛みが急に生じ、強くて腫れていて熱をもっているときには、温めては逆効果。冷湿布やアイシングなどで冷やします。
    • お風呂の入り方

      温浴といわれる39〜42℃の温度が、最も肩こりに効果的です。41℃くらいで、20分ほどの全身浴が理想です。これによって血行がよくなり、新陳代謝を高め、首や肩の疲労物質を取り除くことができます。しかし、高血圧の人や心臓に病気がある人は、時間を短めにするか、半身浴にしましょう。
      高温浴といわれるのは、42℃以上の温度です。この温度では、交感神経が働き、新陳代謝が促進され、疲労物質の排出を助け、汗をかいて老廃物も排泄されるのでからだの疲労が回復されます。朝の目覚めのシャワーや足湯には向いています。この温度の全身浴では、血液粘度が上昇するので高血圧の方などはやめた方がいいです。
      微温浴といわれるのは、37〜39℃の温度です。半身浴に適していて、副交感神経が優位になるので、リラックスして、眠りを誘います。しかし、半身浴のために、肩が冷えることもありますので、温かいタオルを肩にかけておくことも必要です。
肩こりの9割は自分で治せる

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竹井仁

イースト・プレス

第4章 もう、こらない人になる より

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