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本当に痩せる?テレビでお馴染みのお手軽ダイエットの真相
巻くだけ、歩くだけ、寝るだけ…次々に出現する「○○するだけ」ダイエット。何か1つでも試してみたことのある方がほとんどではないでしょうか?
しかしそのお手軽ダイエットが次々に登場するのにはワケがありました。ダイエット本やダイエット機器ブームが10年以上続く裏側をご紹介します。
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目次
- ○なぜ、毎年「○○するだけ」ダイエットが登場するのか
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なぜ、毎年「○○するだけ」ダイエットが登場するのか
ここ数年はテレビをつけると通販番組のオンパレードです。そこではスポーツ医療で使われる低周波治療器を改良したEMSマシンや、「倒れるだけで腹筋」「乗るだけでウエストサイズダウン」のような“お手軽ダイエットマシン”が次々と登場します。また、コンビニエンスストアにも骨格を矯正できるというゴムチューブを簡易な取扱説明書で挟んだだけの「巻くだけでやせるダイエット」や、足の指にハメるだけの「歩くだけでやせるパッド」のように手軽さに特化したダイエット本がズラリと並びます。試しに「ダイエット本」のキーワードを入れてアマゾンで検索してみると、2015年の下半期に限定しても、なんと250冊以上!ダイエットに興味がある方はご存じでしょうが、「ブートキャンプ」系や「ダンスエクササイズ」系に加えて「身につけるだけ」系、食事関連なら「やせるレシピ」系から、なかには「寝るだけダイエット」なんてものまで。よくぞ次から次へと新しいパターンのダイエット法を生み出せるものだ……と感心してしまいます。この「ダイエット機器」「ダイエット本」のブームは、ここ10年以上、手を替え品を替えて続いています。それだけ需要があるということなのでしょう。ここで、ちょっと冷静になって考えてみてください。これらの通販機器やダイエット本を買う人は確実に「やせたい!」と考えている人です。そういう人たちの数がいつまでたっても減らないからこそ、このブームは衰えることなく続いているわけです。「医者がいちばん恐れているのは、病気の人がいなくなること」とはよくいわれますが、これらのダイエット関連ビジネスで儲けている人が最も恐れているのは「世の中に太っている人がいなくなること」だといえるでしょう。ヒットしているダイエット法の多くは「○○するだけ」という手軽さを売りにしたものだらけ。売上から類推するに、実践した人たちはトータルで延べ数百万人は下らないと思われます。彼ら、彼女らがもし成功しているなら、ダイエットブームは終息していくはずです。しかし、ブームはむしろ過熱している。つまり実践した人たちの多くは失敗している、もしくは「一時的にはやせたとしても、ほぼリバウントして元に戻っている」ということなのです。この一事をもってしても、「○○するだけ」で成功するダイエットなど存在しないと断言できます。
プロ格闘家流「できる人」の身体のつくり方
第1章 「ダイエット常識」のウソ――すべて実体験で検証!より
なぜ世にはびこる「お手軽ダイエット法」は無意味なのか。なぜスポーツジムがすすめるジョギングなどの「有酸素運動」ではやせないのか。なぜ1日3食とってもお腹がすくのか。なぜほとんどのダイエット法は挫折するのか。元世界ランキング1位のプロ格闘家で、日本一たくさん道場を経営する格闘技業界No.1経営者が、食事と運動に関して、プロ格闘家としての経験から学んだ真実に加え、科学的な裏づけもとった「やせてあたりまえの方法」を伝授する。