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FXの勝ちパターンとは?プロトレーダーが教える2大要素

FXプロトレーダーが教えるFXの勝ちパターンとは具体的にどういったものなのでしょうか。FXトレーダだったら誰もが知りたい勝ちパターンについて鹿子木健氏の「サラリーマンでも1年で1000万稼ぐ副業FX」よりご紹介します。

鹿子木 健

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目次

  1. ○勝ちパターン=相場パターン+行動パターン
  2. ○成功体験を普遍化して再現すること
  3. ○「勝ちパターン」は宝くじ的成功の対極にある
  4. ○利益になりやすいカタチ+適切な行動=利益
  5. ○「相場心理」とは
     
    • 勝ちパターン=相場パターン+行動パターン

      「勝ちパターン」とは具体的にはどんなことなのでしょうか?
      勝ちパターンとは、最終的に自分の思いどおりの結果を得るための、自分の得意とするやりかたや、うまくいくための工程表(プロセス)のことです。
      アクションゲームにたとえてみましょう。
      どのキャラクターを選ぶかで勝つかどうかが決まるのではありません。キャラクターをどのように成長させて、どんな技を身につけさせて、敵に対してどのような戦略で戦いを挑むか。また、どのように攻撃から身をかわし、ダメージを受けないようにするか。
      ゲームで勝っている人は、これら一連のことがらが頭のなかでパターンとして体系化されています。
      トレードの勝ちパターンは、「相場パターン」と「行動パターン」の組み合わせです。「相場パターン」とは外部環境(自分の努力では変えられない部分)のこと、「行動パターン」(自分でコントロールできる部分)とは決断と習慣のことです。
      相場パターンは、チャートパターンとも言い換えることができます。相場=チャートは外部環境なので、私たちが自分でつくり出したり、好きな形に変えたりすることはできません。私たちにできるのは、好きなチャートの形が現れるまで「待つ」ということだけです。
       得意なチャートパターンだけで取引できれば、それだけでも立派なトレードです。しかしそれだけでは十分とは言えません。相場パターンは、私たちの努力でどうにかなるものではないからです。相場は天気のようなものです。
       たとえば、「どしゃぶりの雨の日にナンパするのがオレの勝ちパターン」という人がいるかもしれません。その人にとっては、晴れの日よりも、どしゃぶりの雨の日のほうがうまくいくというのです。しかしただ雨の日というだけでは、不十分ですよね? 
      雨が強すぎて濡れて帰ることもできない。そんな、傘がなくて困っている意中の女性に「一緒に入りますか?」と声をかける。これが勝ちパターンです(笑)。このナンパのたとえには、相場で勝つための大切な2つの要素が入っています。
      「勝ちパターン」の2大要素

      ・チャートパターン(環境や状況を味方につける)

      ・行動パターン(目的を達成するための行動をする)

      この2つがそろったときに、トレードでも利益になります。チャートだけではだめ、手法だけでもだめ。トレードルールだけでもだめ、ということを理解していただけましたか?
      雨は管理できないが、行動は管理できる

      ・どしゃぶりの雨 → チャート、インジケータ、手法

      ・声をかけて傘を貸す → 資金管理、トレードルール

      チャートや手法といった外部環境に依存するよりも、資金管理やトレードルールといった自分の行動のほうが重要なことがおわかりでしょうか。後者は自分で管理できるからです。やはり、手法にたよっては勝てないのです。
    • 成功体験を普遍化して再現すること

      「勝ちパターン」をもっている人と、そうでない人のちがいは何でしょうか?
      成功体験を普遍化して再現できる自信があるかどうかだと思います。
      だれにでもいくつかの成功体験はあるものです。成功体験はあるけれども、それが一度きりだったり、「たまたまうまくいくことがある」というレベルは、「勝ちパターン」にはほど遠いです。自分でもどうやったらうまくいくかわからないからです。つまり、まぐれなのです。
    • 「勝ちパターン」は宝くじ的成功の対極にある

       まぐれでうまくいっても、まぐれで成功しても、まぐれで勝っても、それを再現することができません。
      まぐれの代表格といえば、なんだと思いますか? 宝くじです。宝くじは、勝負が運だけで決まります。当たれば運がよかった、それだけです。それ以上のことは何もありません。宝くじが当たった成功を、再現することはできませんね。
      むしろ、なまじ宝くじに当たった成功体験があると、運を自分の実力と勘違いして、突然派手な生活になり、そこから一文無しに転落することだって珍しくありません。
      成功体験を一度の成功体験で終わらせない。これがトレードでも必要なことです。
      いつでも、同じ成功を再現できる状態にする。それができる自信がある状態。これがまさに、「勝ちパターン」です。
      何度でも再現できるようになるためには、「普遍化」という作業が必要です。
      つまり、偶然でしか得られない成功をあえて捨てて、ある一定の行動をすればつねに一定の結果を得られる成功だけを選ぶのです。
      この取捨選択は、非常に重要です。
    • 利益になりやすいカタチ+適切な行動=利益

      勝ちパターンとは、「利益にしやすいチャートの形をしているときに、利益にしやすい行動をする」ものです。「雨の日に、傘を差し出す」でしたね。
       「利益にしやすいチャートの形」というだけでは、たんなるテクニカル分析です。しかし、これに利益にしやすい行動を加えることによって、利益になる精度を高めるのです。
       多くのトレーダーは、一生懸命テクニカル分析をしていますが、なかなか利益になりません。
      それは、売り買いの方向性は正しくてもエントリーポイントがわからなかったり、エントリーポイントは間違っていなくてもストップの位置がまずかったり、せっかく含み益になっても利食いができずに結局損失になったりするからです。
       資金管理も重要な要素で、欲張ってレバレッジを上げすぎなければ利益になったのに…というケースが山ほどあります。
      勝ちパターンは、チャートパターン+行動パターンです。
      チャートでしっかり利益になる形を見つけたのち、利益になるような行動をする。これだけなのです。行動パターンには以下の8つの要素があります。
      具体的には、
      8つの行動パターン

      ・相場分析

      ・シナリオ構築

      ・資金管理

      ・ストップ(損切りの逆指値)の置きかたや損切りのしかた

      ・リミット(利食いの指値)の置きかたや利食いのしかた

      ・時間軸の選びかた

      ・エントリー判断

      ・注文のしかた(成行で入るか、指値を使うか)

      これらの要素をパッケージ化しているのが、「勝ちパターン」です。
    • 「相場心理」とは

      勝ちパターンは、相場心理の上に成り立っています。相場心理、つまり市場参加者がこれからどのように行動するかを織り込んで、ローソク足終値の確定によって勝ちパターンが発生する仕組みになっています(終値を待たない勝ちパターンもある)。
      ですから瞬時のチャートの動きから判断したりする必要もないですし、AIのアルゴリズムにも左右されません(時間足が小さくなりすぎると影響を受けます)。
      たとえば、買いポジションを持っている市場参加者がいったん利食いして反落することを前提に買いゾーンを決め、多くの市場参加者が売りに傾き一気に下げ始める少し手前で売り仕掛けていく、などの仕組みになっています。
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鹿子木健

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