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- ○なぜやけ食いをしてしまうの?同じやけ食いをするのなら、ポテチやチョコレートよりおにぎりがおすすめ
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なぜやけ食いをしてしまうの?同じやけ食いをするのなら、ポテチやチョコレートよりおにぎりがおすすめ
●多少のやけ食いはノープロブレムイヤなことがあってイライラがとまらないので、コンビニでおにぎりやお菓子を買ってやけ食いした。食べ終わると、なんとなく落ち着いた──。こんなふうに、食欲ではなく、負の感情に動かされてものを食べることを情動性摂食といいます。やけ食いもその1つです。とくに、ダイエットに失敗してやけ食いする例はよく見られます。なぜ、食べるとイライラが解消されるのでしょうか。食べ物がのどを通っていく感覚は、原始的な生理的欲求を満たしてくれます。その感覚が、脳の中の本能的な快感を刺激し、脳全体がネガティブな状態になっていたのがニュートラルに、あるいはポジティブにもどるのに役立つと考えられています。食べる量が常軌を逸しておらず、不必要な吐き戻しなどをしない範囲なら、たまにやけ食いをすることがあっても、自分を責めなくていいのです。ムシャクシャするときに人がよく食べるものは、だいたい炭水化物系です。海外の研究では、ポテトチップスやチョコレートを食べることが多く、炭水化物と脂なので、ちょっと肥満が心配です。いっぽう、中央大学の小松さくら助教が東北大学大学院在学中に行なった研究では、日本人はおにぎりを食べるとか、ふだんよりもごはんをたくさん食べるというように、わりと安心なやり方をしている人が多いようです。
香りや見た目で脳を勘違いさせる 毎日が楽しくなる応用心理学
第5章 脳を覚醒させるダイエットより
人間は無意識に感情や行動が変わってしまうということが、さまざまな実験や研究を通してわかってきています。 本書は、こうした脳科学や応用心理学の知恵を日々の生活に活用し、脳を勘違いさせることで毎日を楽しくすることを目的としています。