HALLOM(ハロム)

更新

むくみがとれる!「足の甲テーピング」のやり方

マッサージやストレッチ以外にも辛い足のむくみをとる効果的な方法があったのです!サトウ血管外科クリニック院長、佐藤達朗さんの著書『足のむくみは治る!』より「足の甲テーピング」のやり方をご紹介します!

佐藤達朗(サトウ血管外科クリニック院長)

  • 閲覧数:51,559 views

目次

  1. ○むくみがとれる!「足の甲テーピング」のやり方
     
    • むくみがとれる!「足の甲テーピング」のやり方

      とにかく、むくみを解消するにはその元凶である、足の甲にある「抜け道血管」を閉じること、これにつきます。
      そこで、どういう方法が効果的なのか、当院に来院する患者と相談しながら、これまでいろいろ試みてきました。
      毎回病院に来なければできないような治療法では面倒ですし、手軽に、誰でもカンタンに自宅で出来るもの。それでいて、むくみやだるさ、冷えを効果的に解消してくれる方法はないだろうか、いろいろと試行錯誤を繰り返しました。
      それでようやくたどり着いたのが、テープなどを巻いて足の甲の抜け道血管を圧迫する「足の甲テーピング」です。
      これまでにない独創的な治療法ですが、驚くほどカンタンで効果もあります。
      巻き方は、両足の指の付け根から約5~7㎝の幅をテープで3~5重に巻きます。
      足の甲にあるアーチ状静脈を圧迫することで、アーチ状静脈につながっている抜け道血管を閉じて血液の流れをなくす、ないしは少なくすることが狙いですから、ややきつめに巻いてください。
      巻くものは、ドラッグストアなどに売っている弾性包帯(自着といって、裏面にノリがついていて、巻き付けたまま貼れるもの)がベストですが、サポータータオルなどでも構いません。ただし、ややきつく固定できるものが望ましいです。
      ややきつく巻くことで、指先に血液が行かない血行障害を心配する人もいるかもしれませんが、動脈というのは静脈に比べて壁が厚く、弾性力があります。足の甲でいったん皮膚に近くなりますが、その先は内部にもぐり、骨に守られるので、テーピングをしたぐらいの圧迫では閉塞することはありません。
      それでも不安という方は、ややきつく巻いてみて、すぐに歩いてみてください。
      しばらくして足先や指に痛みを感じなければ、問題ありません。
      【「足の甲テーピング」のやり方①】

      「足の甲テーピング」のやり方①

      ほとんどの人にはアーチ状静脈があります。
      中にはアーチ状静脈が深部にあって、表面上は放射線状の静脈しか見えない人もいますが、そういう人も足の甲部分を圧迫してください。

      【「足の甲テーピング」のやり方②】

      「足の甲テーピング」のやり方②


      【「足の甲テーピング」のやり方③】

      「足の甲テーピング」のやり方③


      【「足の甲テーピング」のやり方④】

      「足の甲テーピング」のやり方④


      実際には、テーピングしたことで抜け道血管の流れが少なくなり、足先の血行は逆に増加しているはずです。
      少し歩いてから、巻く前と後を見比べてみるとよいでしょう。
      足の指の色が違ってくるし、きれいになってくるはずです。
      ただ、足の関節や腱(けん)などへの圧迫が痛く感じる場合もあるので、とにかく巻いてすぐに歩いてみて、足先やテーピングをしている部分に痛みがないことを確認してください。
      足の甲テーピングをすることで、足のむくみが解消され、以前より軽く、だるさや疲れも取れたように感じるはずです。足先の冷えも、以前よりましになることでしょう。
      人によっては「いくらでも歩けそう」と感じたり、足の裏が地についた感じがしたりします。足関節もよく動くように思えます。
      ウソだと思う方、まずは試してみてください。
足のむくみは治る!

足のむくみは治る!

佐藤 達朗

自由国民社

第4章 「足の甲テーピング」でトラブル解消!より

足の甲を巻くだけ。目からウロコのカンタンテーピング健康法。あなたが足にしていること、実は大間違い?!

    楽天ブックス オムニ7

オススメPR

関連記事

この記事に関するタグ