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【医師執筆】「むくまない」カラダ作りの8か条

「足の甲テーピング」でむくみは解消しますが、根本的な原因を解決するためには生活習慣を改める必要があります。サトウ血管外科クリニック院長、佐藤達朗さんの著書『足のむくみは治る!』よりむくみにくい人の生活習慣をご紹介します!これを参考に「むくまない」カラダ作りをめざしましょう!

佐藤達朗(サトウ血管外科クリニック院長)

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目次

  1. ○「むくまない」カラダ作りの8か条
     
    足の甲テーピングでは抜け道血管の開くことや暴走は押さえられますが、これまでお話してきたように、むくみやだるさ、冷えというのはカラダの様々な部分が関与して引き起こされる症状です。
    テーピングをすれば、即効的に足のむくみが解消され、ラクになってきますが、根本的な原因を根治しているわけではありません。
    テーピングを取り入れつつ、自分の暮らし方を見直してみることが大切です。
    生活習慣を改める必要があります。
    そこで、テーピングをしながら並行して行った方がよい「むくまない」暮らし方とカラダ作りをアドバイスしましょう。
    • 「むくまない」カラダ作りの8か条

      1 水をよく飲む
      水を頻繁にとることが足をむくませない、または足のむくみを取る秘訣です。
      お茶やコーヒー、アルコールなどをよく飲んでいる人は少しずつ量や回数を減らしながら、水をよく飲む習慣をつけましょう。

      2 よく歩く
      とにかく、ふくらはぎを使うことが足をむくませない近道です。
      クルマや自転車に乗る頻度や距離を減らし、なるべく歩くように心掛けてみてください。みるみるうちに効果が出てくるでしょう。

      3 ときどき正座をしてみる
      正座をすることでふくらはぎをぺちゃんこにするだけでなく、足の甲にも圧迫をかけています。これほど、むくみ防止の姿勢はありません。
      すぐに長時間正座をするのは大変なことですが、少しずつ正座をする機会を増やすなど、「正座のある暮らし」をしてみるのもいいかもしれません。

      4 塩分は控えめ、タバコは止めるべし
      ファストフードやスナック菓子を年中食べていた人は量を少しずつ少なくし、食事も塩分は控えめにした方がいいでしょう。その分野菜などを多くとるようにすれば、むくまないカラダ作りにはばっちりです。
      タバコはいいことはひとつもないので、むくむ、むくまないに関わらず、一日も早く止めるべきです。

      5 規則正しい食生活を心掛ける
      夕食の時間が遅かったり、不規則だと、むくみリスクが高くなります。
      食べてから血糖値が下がる2時間は最低間隔を開けて寝るような、食事リズムを作っていきましょう。

      6 足湯などの民間療法を見直す
      民間療法がマイナスに働く話はすでに何度もしてきました。
      特に、抜け道血管が開いて暴走しやすい民間療法を続けていると、せっかくテーピングをしても意味がありません。
      これまで冷え取り靴下や足湯、弾性ストッキングなどを続けていた人はひとまず止めてみて、テーピングをすることで症状がどう変わってみたか、その経過を見てください。

      7 電気毛布やホットカーペットは控えめに
      冬場はどうしても寒くて暖房器具を使ってしまいますが、こうした器具がまたむくみの素因となっています。
      こうした器具から発せられる電磁波も皮膚にとってはよくないので、なるべく使用回数を減らすことをおススメします。

      8 月経不順や閉経に近づいている場合は、テーピングを常用する
      血圧やぜんそく、ピルなどのホルモン剤を常用している人は普通の人よりむくみやすい人です。
      また月経不順や閉経に近づいている人も同様です。入浴時以外はいつでもテーピングをしておくことが、むくまないカラダ作りとなります。
足のむくみは治る!

足のむくみは治る!

佐藤 達朗

自由国民社

第4章 「足の甲テーピング」でトラブル解消!より

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