目次
- ○日本の食習慣にフィットする
- ○もう食欲と戦わない!
- ○かんたん、後悔、我慢なし!
- ○悩みを解決する「夜バナナ」
- ○バナナ豆知識知ってる?バナナの栄養素 オリゴ糖
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日本の食習慣にフィットする
甘いバナナは「食べると太る」と思われがちですが、実は、バナナ1本(可食部100gあたり)のカロリー数はたったの86キロカロリーで、2本食べたとしても172キロカロリーです。これはお茶碗1杯分のごはん(252キロカロリー)よりも少ないカロリー数です。日本人は比較的夕食に重きを置きます。夕食は、料理そのものが高カロリーだったり、朝・昼に比べてたくさんの量を食べたり、食事と一緒にお酒を飲んだりすることが多く、太りやすく痩せにくい食事パターンを繰り返しています。裏を返せば、夕食の量を減らすことができれば、ダイエットも可能になるのです。しかし、習慣化した食べ方を我慢するのは大変なストレスになります。腹持ちが良く、満腹感を得られ、腸にも優しく、低カロリーのバナナを夜に食べることで、自然と夕食の量が抑えられ、過食を防ぐことができるというのが「夜バナナ」の魅力です。腹持ちの良いバナナなら、夜中に空腹感に苦しむこともなく、無理せずに続けられるのでリバウンドする可能性も少ないといえます。 -
もう食欲と戦わない!
ダイエットで失敗する大きな要因は「食欲」です。空腹に耐えきれずに途中であきらめてしまったり、食事制限の反動で食べ過ぎを起こしてリバウンドしてしまったりするパターンが多くみられます。「夜バナナ」では「空腹を感じないメソッド」として、この「食欲」と戦う必要がありません。特に食べ過ぎになりがちな夜にバナナを食べることで、食欲と戦わず減量できます。 -
かんたん、後悔、我慢なし!
「夜バナナ」のやり方はとてもかんたんです。夕食の約30分前にバナナを2本食べ、その後に、白湯などを約200㎖飲むだけです。これで脳が満足するので、夕食の時間になっても脳から「たくさん食べたい!」という指令が出ません。その結果、自然と過食を抑えられるのです。そのため、「食べ過ぎてしまった」と後悔することもなく、空腹や食欲を「我慢できなかった」と自分を責めることもありません。「夜バナナ」の長所は、ストレスがないことに加え、栄養バランスと体調を整えるサポートにもなることです。 -
悩みを解決する「夜バナナ」
「夜バナナ」の効果を聞くと、「夜バナナを始めた翌朝にドサッと便が出た」「毎食後に便が出るようになった」など、お腹の調子が良くなったという声が多く、便秘解消に効果を感じている人が多いことがわかります。バナナには、ストレスを防ぐ働きのあるセロトニンの材料になる、トリプトファンというアミノ酸が多く含まれているばかりでなく、トリプトファンからセロトニンへの変換を促すビタミンB₆ も多く含まれるので、ストレスを抑えるのに効果的です。ストレスを感じると食べ過ぎてしまうことも多いのですが、「夜バナナ」はストレスを軽減し、バナナの甘みで、甘いデザートを食べてストレスを解消するタイプの人にも向いているといえます。 -
バナナ豆知識知ってる?
バナナの栄養素 オリゴ糖バナナは糖質の一種であるフラクトオリゴ糖も含んでいます。フラクトオリゴ糖は砂糖に比べてカロリーが低く、血糖値も上がりにくい性質を持っています。さらにフラクトオリゴ糖は、消化されにくい構造をしているので、そのまま腸まで届き、善玉菌のエサになって腸内環境を改善します。バナナに含まれる豊富なマグネシウムも見逃せません。マグネシウムは日本人に不足しがちなミネラルで、それを補給できるバナナは優秀な食べものです。ダイエットで便秘がひどくなるという人もいますが、夜バナナダイエットなら毎日快便です。たまっていた便が出ると体重も減り、ぽっこりした下腹もへこみます。
◉松生 恒夫医師
松生クリニック院長、医学博士
日本内科学会認定医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
詳しくは本誌↓に書いてあるのでそちらを参考に!