目次
- ○体にピッタリ合う枕はかなり低い
- ○枕選びのチェックポイント
- ○超かんたん! バスタオル枕の作り方
- ○バスタオル枕の作り方
-
体にピッタリ合う枕はかなり低い
私はこれまで、1万人以上の人に、体に合った枕のアドバイスをしてきました。その経験からいえるのは、ほとんどの人が高すぎる枕を使っているということです。思っているよりも、ピッタリ合う枕は低い。そう覚えておいてください。ここで、5つのタイプ別に枕を診断してみましょう。「朝起きると、首や肩が凝っている」…A
「寝ている途中で枕を外してしまう」…B
「あお向けで寝ると、首にシワが寄る」…C
「横向きばかりで寝ている」…D
「枕の上に手をそえる」…E
A→枕が高い、低い、安定感がない、首のラインに合っていないのいずれかでしょう。
B→枕が合っていません。枕をしているのがつらいから、外してしまうのです。
C→枕が高すぎます。合っている枕は首がスッと伸びます。
D→枕が高すぎます。あお向けで寝るのがつらいのでしょう。
E→横向きのときに枕が低いか、あお向けで首が低いかのどちらかでしょう。
枕のいちばんの役割は、立っているときの自然な姿勢を、寝ているときにも保つこと。マットレスと首から後頭部にかけてできるすき間を埋めることが大切です。体型や姿勢などによって、合う枕の高さは変わります。次のページに、枕選びのチェックポイントをまとめましたので、買い替えるときの参考にしてください。お店でアドバイスを受けるときは、首元がスッキリしたパジャマに近い服装で行きましょう。そして、マットレスの硬さまでヒアリングしてくれるお店で買うことをオススメします。 -
枕選びのチェックポイント
1 あお向けで楽に呼吸ができ、首にシワが寄らないかどうか
枕の高さと形状が合っているかをチェックします
全体的な高さだけでなく、首から後頭部の形が自分の体型に合っていることが大切です。部分的な圧迫感がなく、頭の収まりがよいものを選びましょう
2 横向きでも肩の圧迫感がないかどうか
枕の中央であお向けになり、そのままゴロンと寝返りして、枕の両サイドで横向きになりましょう。快適に寝られるかチェックします
枕の両サイドが高くなっている枕を選ぶと、肩の圧迫がありません
3 寝返りしやすいかどうか
人は、寝ている間に20回くらい寝返りをするので、その動きがスムーズにできるかチェックしましょう
枕の両サイドが高いと横向きが快適ですが、そのさじ加減も重要。首元+2~3cmの高さが目安です
4 体の力が抜けて気持ちいいかどうか
枕の高さと形状が体型に合っていて、素材が好みの感触だと、寝た瞬間に全身の力が抜けて、気持ちいいと感じます
枕をしていることを忘れるくらい、体と一体感がある、そんな枕がベストです
-
超かんたん! バスタオル枕の作り方
自分に合う枕はバスタオルでかんたんに作ることができます。紹介するのは、私が旅先で作っているバスタオル枕です。バスタオルのサイズや厚みにもよりますが、3枚か4枚用意できればOKです。このバスタオル枕は、洋服の仮縫いのようなもの。自分の体にピッタリ合う枕が、思いのほか低いことに気づくはずです。自分に合う枕を体験することで、お店で選ぶときに判断する目が養われますので、ぜひ試してみてください。 -
バスタオル枕の作り方1 バスタオル1枚を4つに折り、手前(首元)を10㎝たたむ
2 折りたたんだ部分が内側に入るように、半分に折る
3 低ければ、平らにたたんだタオルを下に重ねる
4 筒状に丸めたバスタオルを中央より高くなるように左右に置き、横向きのときに使う
驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100
第3章 気持ちよく眠れる環境を作るコツより
みんなが待ってた、睡眠大全!「普段なかなか寝ない子どもがスヤスヤ眠った! 」と各所で話題、寝かしつけ絵本の決定版『おやすみ、ロジャー』(飛鳥新社)の監訳者が手がけました。キャリア20年、1万人の眠りを変えた快眠セラピストがあなたの悩みを解決します。