目次
- ○羽毛布団はパワーで選ぶ
- ○購入時に確認したいこと
- ○お手入れのポイント
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羽毛布団はパワーで選ぶ
かけ布団をどう選ぶかも覚えておきましょう。まず、羽毛布団と羽根布団の違いについて説明します。寝具に使われる水鳥の毛は2種類あります。タンポポの綿毛のようなやわらかい「ダウン」と、軸があって硬めの「フェザー」です。ダウンを50パーセント以上使用したものを「羽毛」、50パーセント未満のものを「羽根」と呼びます。羽根は膨らみが出ないので、かけ布団には向きません。「敷き布団&かけ布団&枕、セットで1万円!」などと激安をうたっている寝具は、まず間違いなく羽根布団。激安品は、枕もかけ布団もゴワゴワで、ニワトリの羽根が交ざっていることもあるのが実情です。羽毛布団の混率は、ダウン90パーセント以上のものがオススメです。ちなみに、選別過程で多少フェザーが混入するので、ダウン100パーセントの羽毛布団はありません。さらに重要なのはダウンパワーです。ダウンパワーとは、1グラム当たりの羽毛の膨らみ度合いのことをいいます。一つひとつのダウンが大きいと、ダウンパワーは高くなります。しっかり膨らむものを選びましょう。数値が大きいほど高品質なので、400ダウンパワー以上のものを選びましょう。購入するときは、日本羽毛製品協同組合が発行している、水鳥をデザイン化した「ゴールドラベル」という品質表示を確認してください。4種類のグレードがありますが、最上位は黒い「プレミアムゴールドラベル」で440ダウンパワー以上、ベージュの「ロイヤルゴールドラベル」は400ダウンパワー以上。ラベルがついていなくても、百貨店に入っている有名メーカーの自社規格表示があれば安心です。羽毛布団は中身が見えないため、残念なことに粗悪品も出回っています。しっかり確認してください。羽毛が上質なほど、羽毛を包む生地も薄く滑らかなものを使用するので、使い心地も抜群。年齢を重ねて体力低下を感じ始めたら、軽くてボリュームがある羽毛布団を使いましょう。毎晩使うものなので、満足のいく羽毛布団を購入してください。
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購入時に確認したいこと
□手で押して離したあと、ふんわりと元に戻るか
□動物臭のような嫌な臭いがしないか
□縫い目がキレイで、羽毛の吹き出しがないか
□軽くたたいてホコリが出ないか
□羽毛の充塡量が1・0~1・2㎏(シングルサイズ)で十分な膨らみがあるか
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お手入れのポイント
●10時~15時の間に行う
●風通しのよい日陰で行う
●片面1時間ずつ行う
●月に1~2回行う
●たたかずに、ホコリを軽く払う
布団乾燥機を使う場合は、高温になりすぎると劣化が早まるので注意しましょう。
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