目次
- ○手首フリフリストレッチ①
- ○手首フリフリストレッチ②
- ○ストレッチを行なう際の注意点
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手首フリフリストレッチ①
このストレッチのポイントは手首の8個の骨を正しい位置にもどします。手首をふることで、手首の骨の動きだけでなく、骨と骨との間の間隔も正常にもどすことができます。
01右手のひらを内側にして、左手の親指と人差し指、中指で手首を押さえます。このとき、痛いほど押さえ過ぎないように注意しましょう。
02左手で右手首を手前に引きながら、右ひじは伸ばします。
03手首を10秒間ふります。反対側の手も同様に01~03を行ないます。
NG手首、ひじ、上腕骨から肩甲骨まで連動してゆるめるために、猫背やひじを曲げた姿勢で行なわないよう注意しましょう。
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手首フリフリストレッチ②
このストレッチのポイントは前腕の2本の骨(橈骨と尺骨)を正しい位置にもどします。手首をふることで、指先や手首からひじまでの筋肉をゆるめます。
01左手で右の手首の骨の間隔を狭めるように押さえます。このとき、イタ気持ち良い程度にとどめ、押さえすぎないよう注意します。右ひじは伸ばした状態。
OK左手の親指は手首の上を押さえ、他の4本の指で手首の下を押さえるようにして、上下からはさむようにします。
NG手首の上側があいていて、2本の骨の間隔をきちんと狭めることができていません。
02右の手首を10秒間、ふります。次に押える場所をひじ側に少しずらして、同じように手首を10秒間ふります。
03押える場所をさらにひじ側にずらして、同様に手首を10秒間ふります。ひじの近くまで同様に行なって、終わったら反対側の左手首も同様に行ないましょう。
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ストレッチを行なう際の注意点
治療院に来院され、肩こりの治療を受けたとしても、もちろんすべての人が改善されるわけではありません。とくに強い刺激を求めていらっしゃった方や、刺激の強い治療をそれまで行なってきた方は、まず最初にお伝えしなければならないことがあります。それは詳しくは第二章でお伝えしますが、「弱い刺激」は、「脳まで伝わる⇒脳から筋肉をゆるませるように指令が出る⇒筋肉がゆるむ⇒肩こりが改善」という良い結果をもたらすということです。ところが「強い刺激」は、「脊髄反射⇒脳に伝わらない⇒患部の筋肉の抵抗があり、筋肉が芯からゆるまない⇒さらに肩がこる」という悪循環を引き起こしてしまうのです。「強い刺激」は、クセになることはあっても根本的な解決策にならないことを、まず最初に認識していただく必要があります。「強い刺激」を求めて、肩の筋肉を強くもんだり叩いたり、押したりすると、肩こりが改善されることはなく、また肩の筋肉がかたい状態にもどってしまいます。本書で紹介しているストレッチの効果を最大限に活かすためにも、そういったクセのある方は、とにかく肩に「強い刺激」を与えないよう心がけてください。
肩こりは手首をふるだけで9割治せる
第一章 肩こりを治す究極のストレッチ「10パターン」より
肩こりは、腕のねじれが原因の9割! のべ数万人の患者を施術してきた整体師が、ついに見つけた肩こりの原因。それが腕のねじれだった! 職場でのパソコンが当たり前になり、ふだんはスマホやタブレットをいじりっぱなし。首と腕を酷使しつづけることで生まれる肩こりで、頭痛やめまい、果ては日常生活を送ることさえ困難な患者が、著者が考案した10の「手首ストレッチ」で、驚きの改善効果を実感! 辛い肩こりに悩むすべての人へ、どこででも、短時間で、自分でできる、速攻効果100%のストレッチを伝授する!