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ストレスからくる心と身体の「こわばり」をほぐす方法

緊張したり不安になったりするとココロもカラダもカチカチになって自然体な自分でいられないですよね?それじゃあせっかくのアナタの魅力も半減…。今日はそんな「こわばり」についてちょっとしたお話も紹介しつつ、リセット方法まで教えちゃいます☆

今津貴美

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目次

  1. ○「こわばり」を解きほぐして本来の自分にリセットする
  2. ○今、どれくらいこわばっている?こわばり度チェック
  3. ○気がついたら行なえる、こわばりをほぐすテクニック
     
    • 「こわばり」を解きほぐして本来の自分にリセットする

      以前、ヨガの本で読んだお話です。その本の著者である僧侶が、インドの受刑者たちにヨガニドラーの指導を行なうために刑務所を訪れました。しかし、1時間半のクラスの間、「目を閉じてじっとしてください」と伝えたにもかかわらず、彼らは言うことを聞くどころか、いたずらをしたり野次を飛ばしたりと失礼なことばかりするのです。これでは無理だと、僧侶はあきらめて刑務所をあとにしました。
      ところが、その翌日。刑務所に指導を断る電話をいれたところ、刑務所の職員は「あなたは魔法でもかけたのですか? あなたが帰ったあとから、受刑者たちがおとなしくなっているのです」と話すのです。そこで再度、指導の依頼を受けて、僧侶は刑務所に戻りました。その後1週間、ヨガニドラーの指導を続けたところ、いちばんマナーの悪かった受刑者が、僧侶に非礼を詫びたのだそうです。
      インドの受刑者たちの心や身体の「こわばり」は相当なものだったようです。ところが、ヨガニドラーでじっくりとこわばりを解くことで、適切な判断力が戻ってきたのです。ヨガニドラー以外なにも指導されていない彼らが変容したのは、ただ「リラックス」すること。それだけで、彼らは自然体に戻ることができたのです。
      このお話から、身体の緊張、つまり「こわばり」が、いかに人を変えてしまうかということが感じとれると思います。日常、私たちは知らない間にこわばりを身体にためこんでいます。こわばりが潜在的にたまればたまるほど、私たちの心の明晰さは覆われてしまいます。内側にきちんと「本来の自分」を持っていても、こわばりは判断力や思考力を鈍らせるのです。
      また、こわばりは「無意識の状態」で起こっていることがほとんどです。仕事中や勉強中、知らず知らずのうちに身体は緊張し、心もかたくなっていきます。そこで、気がついたら「あっ、こわばっていないかな?」と意識をしてみましょう。椅子から立ち上がって、その場で伸びや深呼吸を行なうだけでも、かなりリセットできますよ!こわばりがとれると、本来の姿、自然体の姿になります。私たちは、自然体でいるときこそ集中力が発揮され、物事を「中立の立場」で見ることができます。「この場合どのようにふるまうべきか」、きちんと判断できるのですね。
    • 今、どれくらいこわばっている?こわばり度チェック

      □ いつも、肩がこっている。または、腰が痛い

      □ 気がつくと、眉間にしわを寄せている

      □ 今、ストレスを抱えている

      □ ため息をよくつく

      □ ドアの開閉など、動作が雑になっている

      □ 呼吸が速い、肩で呼吸をしている

      □ いつも下を向いて歩いている

      □ 人と話すときに、相手の目を見ない

      いくつチェックが入りましたか? ストレスは、身体のこわばりを招きます。
      肩で呼吸をしているのは、呼吸が浅い証拠。まずは、大きく深呼吸。下記「気がついたら行なえる、こわばりをほぐすテクニック」を
      参考に、こわばりをほぐして自然体に戻りましょう。
    • 気がついたら行なえる、こわばりをほぐすテクニック

      唇をリラックスさせる
      身体がこわばっていると、気づかないうちに、歯を噛みしめたり唇が緊張しているもの。息を吐くときに意識的にゆるめてあげましょう。
      吐く息を長くする
      お腹からゆったりと深呼吸しましょう。このとき、吐く息を長くすると副交感神経が優位になり、リラックス度が高まります。
      場所を変える
      気分を変えるために、イライラする場所から離れましょう。
      トイレをがまんしない
      リラックスができると、自然とトイレに行きたくなります。こわばりを継続させないためにも、トイレのがまんは禁物です。
      視線を空に向ける
      視線を上げるだけで、気分が変わります。さらに、自分のまわりの景色にも目を向けてみましょう。視界を広げることで、リフレッシュできます。
      こわばりは、悪いものばかりではありません。「寝たまんまヨガ」の中でも、身体を
      緊張させてからリラックスする流れがあるように、重要なのは「バランス」。
      どちらかが過剰にならないようにすることが大切なのです。

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今津貴美

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