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【博士(医学)執筆】紫外線によるシミ・シワの予防方法

温めると増えるタンパク質である《ヒートショックプロテイン(以下、HSP)》は、傷ついたタンパク質を修復する働きをしています。どこにでもあるありふれたタンパク質なのですが、私たちの健康を支えるのに必要不可欠な働きものなんだとか。
そんなHSPは美容面でも大活躍!今回は皮膚表面のHSPを増やし、紫外線予防に役立てる方法をご紹介します。

伊藤要子

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目次

  1. ○紫外線によるシミ・しわ予防にHSP
  2. ○皮膚表面だけなら短時間の加温でもHSPは増やせる
     
    • 紫外線によるシミ・しわ予防にHSP

      紫外線ストレスが肌にダメージを与えるということはみなさん知っていると思う。
      2012年、慶応大学の水島徹先生により「紫外線による肌のシミ・しわを42℃加温(HSP)が防御するというマウスでの実験結果」が報告された。これによって、人の42℃加温も注目された。
      水島先生の実験ではヌードマウス(体毛のないマウス)を42℃のお湯に5分間浸けるとHSPが増加し、紫外線を10日間毎日当ててもしわができないという。お湯の温度が37℃のときはしわができたということだ。
      つまりお湯で温めるだけではなく、HSPを増やすように加温しなくては紫外線からの防御効果はないということだ。
      お肌の瑞々しさを保つことでおなじみのコラーゲンは紫外線が当たると分解酵素が活発になって分解されてしまう。HSPはこの酵素の活性を抑えるので、コラーゲンが減らず、しわやたるみが予防される。そしてメラニンの産生を抑制し、シミを予防する効果もある。
      美肌を目指す方には、HSP入浴法で全身のHSPを増やすことをお勧めする。
    • 皮膚表面だけなら短時間の加温でもHSPは増やせる

      HSP入浴において、私たちヒトの全身の細胞のHSPを有意に高めるには、体の芯まで温まる必要がある。42℃加温で5分といった短い時間の入浴(カラスの行水実験)で全身のHSPを増やすことは無理で、10分間かけて全身を温める必要がある。
      しかし、皮膚表面の細胞だけであれば直接お湯と接しているので、熱が伝わるのも早く5分でも42℃に温度を上げることができる。42℃のお湯で洗顔する「42℃洗顔」でHSPを増やすことも、皮膚への効果に限定すれば可能である。
      ちなみに先の実験で使用したヌードマウスの体重は約20~30gとヒトの2000分の1なので、人間より早く温まる。だから5分という短い時間でもHSPを増加させることができる。

ヒートショックプロテイン 加温健康法

伊藤要子

法研

第7章 HSPできれいになる活用法より

本書は、このヒートショックプロテインを安全なストレス(加温)で効果的に増やし、健康や美容、運動能力の向上、アンチエイジング、長寿に活用するための方法を、ヒートショックプロテイン研究の第一人者である伊藤要子教授が紹介します。特別な道具も不要で、副作用もなく、全体的に体が元気になる健康法です。

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