目次
- ホルモンバランスを整え婦人科系の悩みを解消
- 三陰交(さんいんこう)
- 崑崙(こんろん)
- 関元(かんげん)
- お腹と仙骨の両方を温める
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ホルモンバランスを整え婦人科系の悩みを解消
毎月やってくる生理痛がひどいと、気分まで重く憂うつになるものです。座っているだけでもつらく、頭痛、腰痛、下痢、吐き気なども伴うつらい症状です。これに対して、次の生理の予測がつかず、何カ月も生理が来ないというのも、いざ子どもをつくろうというときに妊娠できるのか不安になります。女性の体はとてもデリケートで、仕事のしすぎやストレス、ダイエットなどで生理周期はすぐに乱れてしまいます。生理痛の軽減・緩和と規則正しい生理には、薬よりも血行を促進するツボ刺激が効果的です。三陰交と関元は、ホルモンバランスを整え、生理痛や生理不順などの婦人科系疾患に有効なツボです。 -
婦人科系の不調全般に効果絶大のツボ
三陰交(さんいんこう)見つけ方
脚の内側で、内くるぶしの中心から指幅4本分ひざ方向に上がったところの、すねの骨(脛骨)の後ろ側のワキにある。内くるぶしの中心に小指の端を当てて、指幅4本分を測ると見つけやすい。
押し方
脚を後ろからつかむようにして骨のワキに親指の腹を当て、骨の内側に指を入れ込むようにして押す。または、両手の親指を重ねてツボに当て、骨の内側に向けて深く押し込む感じで押す。
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血液の循環を促して下腹部痛や腰痛を軽減
崑崙(こんろん)見つけ方
外くるぶしの頂点からアキレス腱のほうに進み、アキレス腱とぶつかるところ。外くるぶしとアキレス腱のあいだにあるくぼみ。
押し方
アキレス腱をつかむようにして親指をツボに当て、垂直にゆっくり押す。
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ホルモンバランスを整えて生理機能を改善
関元(かんげん)見つけ方
体の中心線上で、おへそから指幅3本分下がったところ。おへそのすぐ下に人差し指を当て、指幅3本目の薬指が当たる部分。
押し方
中指の腹をツボに当て、体の中心に向かって優しく押しながら細かくまわすようにして刺激する。
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プラス1アドバイス
お腹と仙骨の両方を温める生理痛は子宮収縮による痛みですが、原因は頸管が生まれつき細かったり、子宮収縮のホルモン量が多すぎたり、骨盤の左右のゆがみによる血行不良などがあります。締めつける下着は避け、カイロなどでお腹と尾てい骨上にある仙骨を温めると痛みを和らげます。
月経中に起こる激しい生理痛とホルモンバランスの乱れによる生理不順に。
症状別28の万能ツボ
第5章 女性の悩みに効くツボより
私たちの体には、無数のツボが分布しています。その一つひとつに効果がありますが、すべてを覚えるのは困難です。数あるツボのなかで、これだけ知っておけばたいていの症状に対応可能なツボを28個厳選し、体の部位別にまとめました。だれでも簡単にできる指圧法のポイントもわかりやすく解説。