目次
- 老化スピートを遅くして肌を若々しく保つツボ
- 行間(こうかん)
- 合谷(ごうこく)
- 隠白(いんぱく)
- 健康な肌に大切な放熱メカニズム
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老化スピートを遅くして肌を若々しく保つツボ
「見ため年齢」を決めるのがお肌。肌がきれいだとそれだけで若く見えるものです。肌の老化スピードを遅らせて、肌を若々しく保つにはツボ刺激が有効です。皮膚の細胞は、通常は28日周期で新しい細胞に生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しながら、新しい細胞へと生まれ変わっています。40歳をすぎると、体内でヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどを生成する力を衰えますが、ツボ刺激でケアすると血液循環が促進され、肌が再生するのに必要な栄養や水分を運んで新陳代謝を正常にし、
潤いとハリを与えます。リンパの流れを
整えて老廃物をスムーズに排出するので、
シミとくすみも予防できます。 -
肝臓の調子を整えて肌の自然治癒力を高める
行間(こうかん)見つけ方
足の甲側で、親指と人差し指のあいだにある、いわゆる水かきの部分でくぼんでいるところ。
押し方
親指の腹をツボに当て、気持ちいいと感じる強さで押す。あるいは、水かき部分を親指と人差し指でつまむようにして、もみほぐす。左右同様に。
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血液循環を活発にして肌にハリを与える
合谷(ごうこく)見つけ方
手の甲側の親指と人差し指のつけ根の少し手前のくぼみ。手の甲を上にして指を自然に広げ、親指と人差し指の骨が接する部分をたどっていくとわかりやすい。
押し方
手の甲をつかむように親指の先をツボに当て、人差し指の骨に向けて押す。少し痛みを感じるくらいの刺激が効果的。左右同様に。
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血液循環を促し代謝機能をアップさせる
隠白(いんぱく)見つけ方
親指の腹をツボに当て、痛気持ちいい程度に押す。親指の爪で押す場合は、チクチクするくらいの刺激をリズミカルに加えると効果的。
押し方
親指の爪の生え際から外側へ2~3mmほど外側へずらしたところにある。
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プラス1アドバイス
健康な肌に大切な放熱メカニズム正常な新陳代謝が行われた肌細胞は、乾燥しにくく、シワのできにくい肌です。健康な肌づくりに重要なのが睡眠。入眠時、熱放出のために末端に血液が集まりますが、加齢で放熱効率は低下します。睡眠1時間前の入浴が放熱メカニズムを助け、眠りの質を高めます。
ほうれい線やたるみ、シワ、くすみなど肌の老化減少をツボ押しで食い止める。
症状別28の万能ツボ
第6章 美容とダイエットに効くツボより
私たちの体には、無数のツボが分布しています。その一つひとつに効果がありますが、すべてを覚えるのは困難です。数あるツボのなかで、これだけ知っておけばたいていの症状に対応可能なツボを28個厳選し、体の部位別にまとめました。だれでも簡単にできる指圧法のポイントもわかりやすく解説。