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好かれる人は無意識でやっている会話術

会話を始める時、何か気をつけていることはありますか?特に意識していないのであれば、とにもかくにもポジティブな話から始めることがオススメです!その理由をご紹介します。

安東徳子

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目次

  1. ○『プラスのストローク』を送る
     
    • 『プラスのストローク』を送る

      お客様との関係では、感情を優先して接する理由がわかってきたところで、お客様により深く共感してもらうためのレッスンを始めましょう。

      お客様に共感していただくためには、まず『プラスのストローク』を送って、お客様に

      「ああ、この人感じいい!」

      と思ってもらうことが必要です。

      なぜなら、これまで何度もお話ししてきたように、人は、好き嫌いで動くからです。ですから、

      「この人感じ悪い!」

      と思われてしまったら、後の話がとても続けにくくなります。

      そこで、お客様に最初に接した時に、まず、『プラスのストローク』を送ります。そうしてお客様の機嫌をよくし、お客様の感情をコントロールします。
      では、『プラスのストローク』とは何でしょう?
      私とあなたでキャッチボールをするとしましょう。私が金色のボールを投げるとあなたからは何色のボールが私の手に戻りますか?
      当然、金色ですね。
      では、黒いボールを投げたら、何色のボールが戻りますか?
      黒ですよね。
      コミュニケーションのストロークでも、プラスのものを投げるとプラスが、マイナスを投げるとマイナスが返ってきます。
      実際の会話ではどうでしょう?

      梅雨時は、毎日雨が続きますよね。そんな時、

      「まったく雨ばっかりで嫌になっちゃいますね~」

      と話しかけると、たいてい

      「ホントよね~、気分までしめっぽくなっちゃうわね?」

      って、マイナスの答えが返ってきます。でも、

      「雨の日の空気中には、マイナスイオンがたくさん含まれているんですって。

      こういう日が続くと、お肌のシワができにくくなるそうですよ」

      と、話しかけてみたらどうでしょう?

      「え~、本当に? それはありがたいわね♪」

      そんな答えが返ってくるに違いありません。
      これが『プラスのストローク』です。
      『プラスのストローク』を送れば、『プラスのストローク』が返ってきます。ですから、お客様と最初に接する時には、必ず、ポジティブな話題から始めるようにしましょう。
魔法の「共感力」レッスン

魔法の「共感力」レッスン

安東徳子

コスモ21

4章 ビジネスだけで付き合う相手を動かすにはより

お客様との関係、上司や部下との関係、同僚との関係などがうまくいかないと悩んでいるなら、ぜひ本書を開いてみてください。「共感力」からすべてが拓かれることを実感できます。「共存力」を身につけるレッスンもやさしく手ほどきしてくれます。

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