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話を聞くのが上手い人の特徴
話を聞くことが下手な場合、相手に不信感を与えてしまったり、聞き漏れなどで大きなミスを起こす可能性もあります。そこで、話を聞くことが上手い人の特徴をわかりやすくご紹介いたします。
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目次
- 〇「気がきく人は手を止めて話を聞き、気がきかない人はながら聞きをする。
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気がきく人は手を止めて話を聞き、気がきかない人はながら聞きをする。
大学時代、演技の授業のときに、「動きがうるさい」と注意されることがありました。「うるさい」というと声や音など、耳が感じるものというイメージが強いですが、目で感じる場合もあります。文章に句読点があるように、動作にも区切りをしっかりつけることで、気持ちを向ける先が明確になり、うっかりミスや誤解が生まれにくくなります。それが相手には信頼感や安心感となって映ります。そのため、今はどの動きに集中するか、気がきく人ほどここを大事にしています。私たちは、やろうと思えば複数の動作を同時にすることができます。爪を切りながら電話をする、料理をしながらドラマを見る、このようなことが形としてはできてしまいます。〝形として〞という言葉を使ったのは、それができるからといって中身が伴っているとは限らないからです。爪を切りながら聞いた話は、大事なところを聞き逃しているかもしれません。料理をしながら見たドラマの内容は、登場人物の細かい心理描写まで理解できていないかもしれません。形としてできているからといって、本当の意味でできているとは言えないのです。気がきかない人は、形としてできていることに安心して、もっと言えば「時間短縮になる」とすら考え、複数のことを同時にこなそうとします。その結果、すべてに気をかけているようでいて、何1つしっかり向き合えていない状態を作り上げてしまいます。実は相手はそれを簡単に見抜きますから、「こういう人には大事な話はしない」と考えるようになります。結果的に、表面だけのつきあいになりやすくなってしまうのです。では、気がきく人はどうしているのかというと、1つひとつの動きに丁寧に向き合うことを大事にしています。電話をするときは極力他の動きを止めて話に集中し、料理をする時間とテレビを見る時間を分けて使います。人の話を聞くときは、途中でメールの通知音が鳴っても、メールを開くのを後にして最後まで話に向き合います。もちろん急ぎの対応が必要な電話やメールが入ってくることもありますが、そういうときは相手に一声かけて、話をきちんと止めてから対応します。つまり、「ながら動作」をしないのです。何かをしながら別の何かをするから、動きが散漫になり、うるさくなって落ち着かなくなってしまいます。とはいえ、無意識の行動であるために、自分が「ながら動作」をしていることに気づいてすらいないこともよくあります。これを止めるためにすぐにできることとしては、目の前に相手がいるときには、そこにいない別の誰かとつながる機器(パソコンやスマホ)を閉じる、またはしまうということから意識してみましょう。先日、とある友人Aとカフェで待ち合わせをしました。先に着いてスマホを眺めながら待っていた友人は、私が席に着くと同時にまずそれをカバンにしまいました。何気ない小さな行動ですが、私は自分を優先・尊重してくれたように感じ、それだけでちょっと嬉しい気分になりました。別の友人Bは、つねにスマホを机の上に置くタイプです。しょっちゅう通知が届き、その度に携帯を確認していました。そのため何度も会話が中断されてしまい、とても話しにくく、話しながらだんだんストレスを感じていく自分がいました。忙しい世の中、どうしてもやることが増えて、動くことより止めることの方が難しくなってきています。だからこそ、しっかり止めることができることが大きな魅力になるのです。まずは人と会う時に、スマホをカバンにしまうことから始めてみませんか?気がきく人は、1つの動きに集中する!
「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣
「気を遣っているつもりなのに、相手を不快にさせてしまう」「人との距離がなかなか縮まらない」「気持ちがうまく伝わらず、誤解や勘違いをされてしまう」もし、あなたが人間関係に悩みこのようなお悩みを抱えていたら、本書は必ず助けになります。本書を読んで、さりげなく気がきく人になり、自分も相手も嬉しい人間関係を築いていきましょう!