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心理テストからわかる自信がある人と自信がない人の特徴

自信をつけるためにはどのすればよいのか?心理テストからわかる自信のある人と自信のない人の特徴から学び、自信を持つトレーニングをしてみましょう。

内藤 誼人

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目次

  1. 〇目の前のことをもっと都合よくとらえよう
  2. 〇同じ絵を見ても、抱く印象はぜんぜん違う
     
    • 目の前のことをもっと都合よくとらえよう

      アメリカのトランプ前大統領は、マスメディアからさんざん批評やら悪口を書かれていましたが、本人は全く気にしていない様子でした。自分に都合のいいニュースは信じて、気に入らないものは「フェイクニュース」だと切り捨てていたからです。こういうメンタリティは、ぜひ私たちも見習いたいものですね。
      おそらくトランプ氏は、すべての物事をポジティブな方向に受けとめるクセがあるのでしょう。自信のある人はたいていこういう思考パターンをとっていることが、心理学の実験でも明らかになっているからです。
    • 同じ絵を見ても、抱く印象はぜんぜん違う

      ノース・ジョージア大学のステファン・スミスは、55名の大学生に自信を測定するテストを受けてもらってから、「主題統覚検査」(TAT)という心理テストから抜き出した、ものすごく曖昧な図版を見せて、それを見ながら、好きなようにストーリーを考えてもらいました。
      図版には、小さな部屋の窓から外を見つめる男性の絵が描かれているのですが、この絵から思いつくストーリーを、5分間自由に書いてもらったのです。
      参加者各自が書いたストーリーは、別の判定者が見て、「どれくらい内容がポジティブだと思うか」という基準で採点しました。点数は5点満点です。
      すると、最初のテストで自信が高いとされた人の平均値は3・77、それに対して自信のない人の平均値は3・19となりました。自信の高い人は、同じ絵を見ても、そこからポジティブな方向にストーリーを考え出すのに、自信のない人は、ネガティブな方向にストーリーを考えてしまうことが明らかにされたといえるでしょう。
      「窓から外を見つめる男性」の絵を見て、自信のある人は、「来週、結婚式を控えて飛び上がりたいほどうれしい」とか、「昇進が決まって期待に胸おどらせている」といった物語をイメージするのですが、自信のない人は、同じ絵に対して、「ガンが見つかり、悲観している」とか、「恋人に逃げられ、自暴自棄になっている」といった物語を連想してしまうのです。
      最初のスタートになる図版は同じなのに、そこからどんなふうに物語が展開していくのかは、その人の持つ自信によって、まったく違うものになってしまうのですね。
      自信のある人は、自分では気がついていないのかもしれませんが、ポジティブな方向にゆがめて解釈するクセがあります。
      ですから、もし自信をつけたいと思うなら、物事はいつでもポジティブな方向にゆがめて解釈するよう努力しつづけることが大切です。
      とはいえ、自信がない人には、そういう訓練はなかなか難しいかもしれません。それでもあきらめずに根気よくやりつづけることが大切です。
      ネガティブな考えが思い浮かぶたび、「できるだけポジティブな方向に考えよう」と自分に言い聞かせながらトレーニングしてみましょう。
自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント

自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント

内藤 誼人

明日香出版社

自分に自信が持てない人へ「何をやってもうまくいかない」「実績なんてひとつもないし…」 そんなふうに考えて、なかなか行動できない人が少なくありません。一方で、何の根拠もないのに不思議と自信を持って行動をしている人もいます。どうしたらそのような「行動力」や「思い込み力」が手に入るのでしょうか。それにはちょっとしたコツがありました。本書では、自信を持った人になるための意識を変える方法、さらには自信がある人が自然にやっている行動習慣を58個のヒントにまとめています。

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