目次
- ○日本人ならではの美の基準を追求せよ
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日本人ならではの美の基準を追求せよ
「美の黄金比率」という説を耳にしたことがあります。世界的に美人を割り出すときに使われる考え方で、黄金比というからには、ほとんどの人が直感的に「美しい」と感じる顔立ちのようです。「美の黄金比率」は次のように定義づけされています。①顔全体のバランス
・ 髪の生え際から眉頭の下、眉頭から鼻の下、鼻の下からあご先まで、この3つの間隔が均等、つまり1対1対1。
・ 顔の横幅が目の横幅の約5倍。
②パーツの位置
・ 小鼻の外側と目尻を結ぶ延長線上に眉尻が来る。
・ 鼻先とあご先を結んだ線に下唇が重なる。もしくは少し引っ込んでいる。
この「美の黄金比率」は一説によると、世界中の若い女性の平均顔からとったものだともいわれ、私たちのようなアジア人だけでなく、白人や黒人など、異人種間も一緒くたにして割り出したもののようです。「目・鼻・口」といったパーツは同じでも、人種が違うと骨格がまったく異なりますので、その位置や大きさ、形が違うのも仕方ありません。ということは、彫刻のような骨格を持ったギリシア人と、“平たい顔族”の日本人を一緒にしても意味がないのではないか? と思いました。私のサロンにいらっしゃる美女の顔を計測しても、「美の黄金比率」にピタッと合致する方は皆無です。ですが、彼女たちは、うっとりするぐらい、とても美しい。つまり、「美の世界基準と違うから」と諦めるのではなく、日本人ならば日本人ならではのよさに気づき、“平たい顔族”なりの美しさを追い求めたほうがいい……という考えにいきついた私は、連日連夜、美人といわれる方の顔と一般人の顔を計測し、分析しました。それこそ何千人という女性たちの顔と向き合い、日本人の美人に共通する“何か”を見つけようとしました。そこで発見したのが、世界基準とは違う「日本人ならではの美の基準」。その基準は、顔の「下半分」が鍵だったのです。黄金比率を再現した顔
この均整のとれたバランスは、現実的にはなかなかいません。パーツ位置における黄金比率
骨格が異なるので、欧米人と日本人では横顔もまるで違います。
顔下半分で美人に魅せる!
Lesson1 「美の新基準」に着目せよ!より
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