目次
- ○お尻のはじまりをつくる~お尻の高さをつくる
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お尻のはじまりをつくる
お尻のはじまりって何? と思う方も多いと思います。これは私が長年、脚を細くしつづけてきて気づいたことです。そしていつのころからか、私(金井志江)はお尻のはじまりという言葉をつかっていました。私たちは、お尻のおわりの部分(お尻と太ももの境目)ばかり気にしがちです。どんなにキュッと上がっているお尻でも、ウエストラインがたるんでいたり、緩んでいるとお尻がキレイに見えないのです。それどころか、「大きなお尻」「四角いお尻」「ピーマンみたいなお尻」という印象を与えつづけてしまうのです。これを解消するために、私は、「お尻のはじまり」ときちんとつくることをおすすめしています。■「お尻のはじまり」をつくるに3つのポイントを意識して改善していきましょう。
①緩くたるんだのウエスト(①a) → くびれが確認できるウエスト(①b)
②前に突き出たぽっこりお腹(②a) → なるべく平らなお腹(②b)
③ぼってりとした腰回り(③a) → 骨格が確認できる腰回り(③b)
ストレッチ・マッサージ・トレーニングをつかい分けてお尻のはじまりをつくりましょう。意外に知られていないことですが、ウエスト・お腹まわりもむくみます! このむくみを解消するためには「グーマッサージ」がとても効果的です。グーマッサージは、効果をとても感じやすいですので楽しみにしていてください。 -
おしりのおわりをつくる
お尻のはじまりがあれば、おわりもあります。みなさんが今までよく気にしていた部位ですね。先ほどカメラで撮影した写真の「前向き」「後ろ向き」を比べてみると、後ろ姿の写真の方が脚が短く見えませんか?横向きの写真で比べてみると一目瞭然です。こんなに脚の長さがちがうのです! この原因はもうみなさんおわかりですよね。そう、お尻の終わりの位置です。この位置をできるだけ上の方へつくりましょう。■「お尻のおわり」をつくるには、この3つのポイントを意識していきます。
①ショーツからこぼれてしまっている脂肪(①b) → ショーツにすっぽりと収まっている(①a)
②たわわになってラインができてしまっている境目(②b) → ラインがない(②a)
③太ももの内側にながれてしまっている脂肪(このお肉は太もものすき間を埋めているのです(③b))→ 太ももの内側がすっきりしている(③a)
お尻のおわりをつくるにはトレーニングが有効です。しかし、重くのしかかった脂肪をぐっと持ち上げるための筋力をつけるのは至難の業です。今よりも少しでも脂肪の重量がない方が、早くトレーニングの効果を実感できます。そのために、マッサージを同時に取り入れ余分な脂肪を撃退しながら、トレーニングを行いましょう -
お尻の高さをつくる
さぁいよいよ終盤です。お尻のはじまりとおわりがつくれている今の状態でも、もう十分きれいなお尻だと思います。しかし、ここまでくると頑張れそうな気持ちになるから不思議です。高さをつくるにはトレーニング。丸みをつくるにはストレッチとマッサージが有効です。ヒップのサイズってとても測りにくい部位だと私は思っています。形や位置・高さがどんどん変わってくるからです。脚のサイズは床から何センチ、と決めて同じ位置で測れますが、ヒップはそういうわけにもいきません。私はあえて、ヒップのサイズを自分で測って記録しなくていいと思います。見た目が大事です。■「お尻の高さ」はこのポイントを意識しましょう。
①お洋服を着たときのお尻の割れ目が直線(①b) → お尻の割れ目が丸みをおびている(①a)
あとは、お洋服を着たときの感じや水着やショーツなどを履いたときのシルエットが重要です。扁平のお尻とキュッと上がったヒップの違いで一番わかりやすいのは「お尻の割れ目の長さ」です扁平のお尻だと高さのない平らなお尻の割れ目はほぼ直線です。それに対してキュッと上がったお尻の割れ目は曲線を描きます。人となかなか比較できないのでピンとこない方も多いかもしれません。しかし、長年、たくさんの方の身体をケアしてきた根拠から、気づいたことなのです。ほかの人と比較する必要はありません。あなたご自身のお尻がどう変化したか、が大切なのです。変化していく後ろ姿を是非たくさん写真に収めておいてくださいね。ご自身の頑張りをその写真が証明してくれています!
四角いお尻を丸くする 今まで誰も教えてくれなかった正しいお尻のつくり方
第3章 正しいお尻のつくり方より
ベストセラー『細くならない脚はない』(宝島社)『太ももにすき間、欲しくありませんか?』(PHP)につづく注目の第三弾。今回は、女性なら誰でも気にしている形のいいお尻のつくり方を伝授します! !女性なら誰でも持つ悩みを解決するために、長年数多くの女性の足を細くしてきた著者だから伝えられる1週間で効果を実感できるストレッチやマッサージを紹介しています。今まで誰も教えてくれなかったヒップアップの方法を写真やイラストでわかりやすく説明しています。