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ヨガの呼吸法の基本と効果【ヨガインストラクター監修】

心身を整えるヨガの最終段階が「呼吸」なのだそうです。呼吸を終えると幸せな気持ちで満たされるのだと、ヨガアライアンスを持つ美容家・飯田くにこさんは言います。それはどういうことなのでしょう。飯田さん監修の書籍から深い呼吸で幸せな気もちになる理由をご紹介します。

飯田くにこ(加圧ヨガインストラクター)

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目次

  1. ○呼吸を意識して心を整える
  2. ○呼吸法は慣れれば誰でもできる
     
    • 呼吸を意識して心を整える

      ヨガで心を整える最終段階が「呼吸」です。本書で紹介するポーズでは、約30秒間ゆっくり深く呼吸します。正しい姿勢で行えたなら、呼吸のあとは、幸せな気持ちに満たされるはずです。
      ヨガのときの呼吸とふだんの呼吸との違いは、呼吸を意識して行っているかどうかです。
      わたしたちは、昼間も、寝ているときも休むことなく呼吸していますが、「呼吸しよう」と意識して行っている人はいないと思います。呼吸は、人間が生きるために最低限必要な機能を維持してくれる自律神経でコントロールされているため、意識しなくても行うことができるのです。
      しかし、ヨガの呼吸は、ポーズをつくるときも、ポーズをキープするときも意識して行います。つまり、意識することで心を整えるのです。
      意識して呼吸をすると心が穏やかになるのは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活性化するという理由もあります。
      セロトニンは、リズミカルな運動で分泌されるとされ、ウォーキングやジョギングなどでも活性化しますが、もっとも手軽にできるのは呼吸です。
    • 呼吸法は慣れれば誰でもできる

      ヨガの呼吸法は何種類もありますが、ヨガをはじめる人に覚えてほしいのはふたつです。
      ひとつは、ポーズをキープするときの腹式呼吸。鼻からゆっくり息を吸い込み、ゆっくり吐き出してください。おへその下に息をためていくイメージでお腹をふくらませながら息を吸い込み、お腹を凹ませながら吐き出します。
      腹式呼吸がうまくできないときは、最初はゆっくり呼吸することを意識しましょう。
      もうひとつは、力を抜くときに息を吸い、力を入れるときに息を吐くというタイミングです。本書では、息を吸いながら、吐きながらの動作について明記してあるので、そのまま指示通りに呼吸してください。
      最初こそ、呼吸がぎこちなくなるかもしれませんが、慣れてくると動きに合わせて自然にできるようになります。ヨガの美しいポーズを見ると、「自分にはとてもできない……」と思いがちですが、ポーズにしても、呼吸法にしても、習慣になれば誰でもできるようになるものです。

まいにちおうちヨガ

飯田くにこ(監修)

セブン&アイ出版

Chapter1 はじめてのヨガより

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