目次
- ○年齢肌が気になるとき
- ○タンパク質を積極的に摂取する
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年齢肌が気になるとき
「しない」美容で、
お肌のエイジングを防ぎます。
子どもが幼かったころ、寝かしつけるつもりがついつい、メイクをしたまま朝まで寝てしまったことがありました。「結局、すべて自分に跳ね返ってくる」翌朝の乾燥しきった肌を見て、そう実感したのが30代の終わりです。焦りを覚えた私(君島十和子)が、懸命に取り組んだもの。それが顔のセルフマッサージでした。A型特有の性格(融通の利かなさ?)もあって、毎晩欠かさず丁ねいにマッサージを施していたのですが……、自己流で肌に余計な圧力を加えると、顔がゲッソリし、老けた印象になると気づいたのは、ずいぶん経ってからです。それ以来、私は顔のセルフマッサージは一切行っていません。厚さがわずか0・2〜0・4ミリしかない皮膚(表皮)に圧力をかけることが、肌にとっては強すぎる刺激だと考えるようになりました。洗顔をするときは、はじめから泡立っている洗顔フォームを使い、化粧水を塗るときもなるべく手を使わないで済むスプレー式を使っています。こうした数々の試行錯誤を重ねた結果、自分の体に手をかけることがとても大切だと知りました。一方で、体にストレスをかけずにいる方法も知り、「やり過ぎない」「いじり過ぎない」ことも、同じくらい大事だと身を持って感じます。 -
タンパク質を積極的に摂取する
「顔のセルフマッサージをしない」ことのほかに、今の私がお肌のために「しないこと」。それが、「素肌に紫外線を浴びせないこと」、「食事制限によるダイエットをしないこと」、「甘い物をとり過ぎないこと」です。「食事制限によるダイエットをしない」のは、食べ物のカロリーだけを気にして、食事の内容が偏ると、血液や筋肉のもととなる栄養が確実に足りなくなり、エネルギー不足で疲れを感じやすい状態になるからです。特にタンパク質が不足すると、細胞のひとつひとつのパワーが弱まり、皮膚の内側で筋肉も脂肪も落ちて、肌や体が緩んできます。そうならないために、タンパク質を豊富に含む鶏肉や大豆製品を、毎日欠かさず食べています。「甘い物をとり過ぎない」のは、体の「糖化」を防ぐためです。糖分をとり過ぎると、体内のタンパク質が劣化します。これが「糖化」です。お肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンは、実はタンパク質。ですから、穀類やスイーツなどを食べ過ぎると、お肌のハリや弾力がなくなって、シワやたるみの原因になるのです。スキンケアも体調管理も「バランス」が大切。やり過ぎもやせ過ぎもキレイには辿り着けない、と自分に言い聞かせています。