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購買意欲を高めるためのコツは?カリスマ販売員が教えます

販売や接客で、一度断られるとショックは案外大きいものですよね。なので、もう一度声をかけるときは、「しつこいと思われるのではないか?」「怒られるのではないか?」と頭をよぎり、なかなか難しいものです。そこで、茂木久美子さんの「神対応のおもてなし」より再び声をかける時のコツをご紹介します。

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目次

  1. ○一度断られたお客様に再び声をかける時
  2. ○「まだまだありますから安心してください」という気持ちで接すると楽になります
  3. ○「まだあります」が言えるような雰囲気づくり
     
    • 一度断られたお客様に再び声をかける時

       塩対応

       何も声をかけない

       神対応

       「まだ、ありますよ」

    • 「まだまだありますから安心してください」という気持ちで接すると楽になります

      一度断られるとショックは案外大きいものです。ですから、もう一度声をおかけするのは、普通ですとやはり難しいものなんです。
      「さっきいらないって言っただろう」とか「うるさいな。ちょうど眠くなってうとうとしかけていたのに、目が覚めちゃったじゃないか」などと苦情を言われそうで、つい素通りしてしまいたくなります。
      この難しさを軽くするためには、ちょっとしたコツがあります。それは、断られた時のショックを隠して、「安心してください、まだまだありますよ」というニュアンスを残して通ることです。
      つまり、お客様に見せるだけでおすすめしないことです。「まだありますからから、いつでも声をかけてくださいね」という気持ちだけを残しておくのです。
    • 「まだあります」が言えるような雰囲気づくり

      お客様の気持ちはいつも同じではなく、
      「さっきはいらなかったけれど、やっぱり欲しくなったな」
      とか、
      「やっぱりさっき買っておけばよかった」
      など、いろいろと揺れ動くものです。
      ですから、最初に断られたお客様にも「まだあります」と、声をかけることが大切なんです。
      言いにくいなと思った時には、お客様の様子で、ストーリーを作ってみるのもいいでしょう。「主人に買っていこうかな」「お饅頭1箱じゃ足りないな」など、お客様の頭の中を想像してみるのです。
      これを「ストーリー性販売」と私は言っています。
      さらに言えば、私は必ず「今日の一品」を決めて、同じことをしています。それはワインの時もありますし、リカちゃん人形の時もあります。リカちゃん人形は、新しくなった新幹線用の制服を着ている人形だったので、とても力が入り、たくさん売りたいと思ったのです。

      お客様が声をかけやすい雰囲気を作る

      お客様が声をかけやすい雰囲気を作る


      お客様の心を読み取る努力をすると声をかけやすくなります

神対応のおもてなし

茂木久美子

神宮館

CHAPTER5 ピンチをチャンスに変える神対応より

これこそ神対応! と思う接客&販売術を46の事例を出して紹介。新幹線の車内販売で片道54万円という驚異的な売上げを出したカリスマ販売員の茂木久美子が、お客様に対するちょっとした心遣いで相手に満足感と幸福感を与える方法を伝授します。

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