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正しいまつ毛のケア方法!美しいまつ毛をキープするコツ【美容皮膚科医師執筆】

近頃まつ毛が減ったかも…!と気になることはありませんか?まつ毛は加齢とともに短くなってしまうものであり、減ったと感じることがあるのは不自然なことではありません。しかし、やはりまつ毛のボリュームが減ると目元が寂しくなってしまいますよね。少しでもきれいなまつ毛をキープするためには、まつ毛もケアが必要です。日々できる習慣3つをご紹介します。

小柳衣吏子(アオハルクリニック院長)

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目次

  1. ○1│寝る前にアイメイクをきちんと落とす
  2. ○2│ビューラーのゴムを替えよう
  3. ○3│アイメイクはやさしめに!
     
    「近ごろ、まつ毛の量が減ったかも?!」と気になることはありませんか?
    あるアンケートで、「無人島に一つだけ美容アイテムを持っていくとしたら?」という質問の答えのトップは「マスカラ」だったとか。美容医療の現場にいると、女性のまつ毛への関心は、年々高まっていると強く感じます。
    実際、まつ毛も、加齢によって短く少なくなります。要因はおもに二つ。一つは髪の毛と同様にヘアサイクル(毛周期)が短くなること。1本1本のまつ毛が十分に長く育たないうちに抜け落ちてしまうために、まつ毛の長さやボリュームが寂しくなってしまうんですね。ちなみにまつ毛の本数は、片方の上まぶたで100~150本、下まぶたで50~75本程度です。
    もう一つの要因は、〝過剰な刺激〟です。肌と同じで、バッドエイジングの主犯は、じつはみなさんご自身の手と指なんです。
    目のまわりは、メイクをとくにがんばるパーツですよね。アイシャドウやアイラインを描き、まつ毛そのものにはマスカラを塗っては落とす。これを毎日繰り返し……。さらに、ビューラーでまつ毛をギュッと挟んでぐっと上げて……。
    考えてみてください。1cmにも満たない、けなげなまつ毛たちにとって、あまりに過酷な試練の日々ではありませんか。まつ毛パーマやエクステをすれば、負担はもっと加わります。まつ毛トラブルを起こしてクリニックを受診する方も増える一方です。
    「美まつ毛キープ」のポイントは日々の美容習慣にあり。今日からすぐ実践すべき習慣を三つ挙げます。
    • 1│寝る前にアイメイクをきちんと落とす

      美髪のために頭皮の清潔を保つことは重要だと「夜シャンをサボると炎症やニオイの原因に」でお話ししました。同じことがまつ毛にもいえます。1日の皮脂・汗・ほこり、そしてメイクが付着した状態で一晩ほうっておくと、まつ毛の根元が酸化して、まつ毛を生やす細胞が老化します。さらにまつ毛が育つために必要な栄養が届きにくくなり、正常な毛周期を妨げます。アイメイクは丁寧に落としてから寝ましょう。
    • 2│ビューラーのゴムを替えよう

      これ、盲点ではありませんか? まつ毛に直接当たるゴムの部分が汚れていたり、ゴムが劣化して亀裂が入っていたりすると、まつ毛に悪影響を及ぼすこと必至です。大切なまつ毛が切れたり、抜けたりする原因にもなります。
      パッチリとした印象の目元をつくるためにビューラーは欠かせませんが、そもそも「まつ毛を挟んでカールアップする」ということは、挟む+引っ張る+曲げるという力をまつ毛にかけること。カールアップはやさしくお願いします。
    • 3│アイメイクはやさしめに!

      肌表面の角層の厚さを比較してみると、頰の肌が10層くらい、ボディの肌が15層くらいなのに対し、目のまわりはわずか7層程度と薄いのです。目元はメイクの重点エリアですから、か弱いパーツが大きなストレスを受けています。
      メイクを塗ったり落としたりするときの小さな刺激が、目のまわりの肌自体とまつ毛へのダメージになります。アイメイクの気合い入れ過ぎには、くれぐれもご注意を。
      以上、まとめると、このひと言につきます。

      「そっとして! まつ毛はとても デリケート」

      まつ毛が豊かであれば、アイメイクをがんばり過ぎることもなく、まつ毛がより育ちやすくなります。まつ毛をいたわって「プラスのスパイラル」を起こしましょう。

美肌の王道

小柳衣吏子

日経BP

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