目次
- ○女性の不調
- ○女性の味方「ざくろ酒」の作り方
- ○ケガ
- ○冷えにも効く干葉湯
- ○やけど
- ○虫刺され
- ○その他
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女性の不調
にらを食べると生理痛がやわらぐ
生理のときに起こる下腹部や腰の痛みを緩和するには、血流をよくして体をあたためることがたいせつ。生理痛をラクにしたいときには、にらのいため物やおひたしを食べましょう。にらには内臓の働きを活性化させ、体をあたためる作用があります。黒い食材でホルモンバランスをととのえる
女性ホルモンのバランスをととのえるには、のり、黒ごま、ひじき、きくらげ、玄米、黒酢、黒砂糖など、ビタミンやミネラルに富んだ黒い食材を意識してとりましょう。東洋医学では、黒い食材は発育や生殖にかかわる「腎」の働きを助けるとされ、ホルモンバランスの調整にも有効です。「ごぼう酒」で生理不順を改善
こまかく刻んで水にさらし、さっとアクを抜いたごぼうひとつかみ分を、日本酒900㎖に1週間漬け込みます。これをさかずきに1杯ずつ、1日2〜3回飲めば、生理不順が改善。※未成年者には用いません。 -
女性の味方「ざくろ酒」の作り方
ざくろの実は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが豊富。ざくろのエキスをたっぷり含んだお酒でホルモンバランスをととのえましょう。1 ざくろ3~4個は皮を手でむき、実をとり出す。皮ごとざく切りにしてもよい。
2 熱湯消毒したびんに、①と氷砂糖またはグラニュー糖100~150gを交互に重ね入れる。
3 焼酎700㎖を注ぎ、ふたをする。冷暗所で3カ月漬ける。
4 砂糖がとけ、うっすらきれいなピンクの液体になれば完成。ソーダ割りなどにして飲む。
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ケガ
トゲが刺さったら5円玉でとる
小さなトゲが刺さって抜きにくいときは、5円玉を1つ用意し、穴の部分をトゲが刺さったところにギューッと押し当てます。穴の中の皮膚が盛り上がってトゲが頭を出し、皮膚に埋もれた小さなトゲもスッと抜けます。痛みを感じずにすむのも◎。すり傷、切り傷にはもんだどくだみの葉を
昔から皮膚トラブルに効く外用薬として重宝されているどくだみ。葉には殺菌作用があり、葉をもんで出た汁をすり込むと傷を消毒できます。また、どくだみに含まれる「クロロフィル」には皮膚組織の再生を促す作用があり、治りが早くなります。切り傷にはにんにくのおろし汁をつける
にんにくには、殺菌や消毒、皮膚の再生を促す働きが。おろしにんにく2〜3かけ分をガーゼで包んで汁をしぼり、水で4〜5倍に薄めます。ガーゼをひたして軽くしぼり、傷口に当てます。ヒリヒリしみてもがまんできるならそのままつづけます。何も持っていないときは手で3分間押さえて止血
手足に切り傷やすり傷をつくってしまい、血が出ているけれど、ハンカチやタオルなど傷口を押さえるものが何もない……。そんなピンチには、清潔にした手のひらを傷口をふさぐように当て、3分間押さえると応急処置になります。古ストッキングはサポーターがわりに活用
伝染したストッキングは、20㎝ほどの長さに切れば、湿布や包帯を巻いたあとのサポーターがわりに使えます。ストッキングのほどよい締めつけとフィット感が心地よく、救急箱に入れておくと便利です。足首や手首、腕の細い部分などに使うときは、サポート力の強いタイツのほうが向いています。捻挫や打ち身にはアロエ湿布を
アロエの葉のゼリー状の部分には、炎症を抑えて痛みをしずめる薬効成分が含まれ、捻挫や打ち身にも効果あり。葉2〜3本を水洗いしてトゲを除き、すりおろしてガーゼにのせ、患部に当てます。おろし汁がもれないようにラップを巻き、テープで留めればOK。ガーゼが乾いたら交換を。関節痛を感じたら干葉湯に入る
干葉湯は、関節痛に効くことでも有名です。特に、関節まわりの筋肉が張って痛むときは、保温効果にすぐれ、血液循環を高める干葉湯が有効。筋肉中の血行不良が改善されることで筋肉がほぐれ、関節痛もやわらぐことが期待できます。 -
冷えにも効く干葉湯
大根葉を乾燥させた干葉は保温効果にすぐれ、昔ながらの知恵で入浴剤としても使われてきました。冷え解消にはもってこいです。1 大根葉10茎はよく洗い、10㎝長さに切る。
2 ①を平らなざるにのせ、風通しのよい日陰におき、乾燥させる。洗濯ネットに入れて物干しにつるしてもよい。
3 湿りけが少し残る程度に大根葉が乾燥したら、木綿袋に入れるかガーゼで包み、口をしっかり閉じる。
4 水を張った浴槽に③を入れ、ふろを沸かす。給湯式の場合は、なべに乾燥大根葉と水1ℓを入れて煮立て、茶色になった煮汁をざるでこして浴槽に入れる。
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やけど
冷やして塩をのせるとあとにならない
やけどをしたら、流水や氷水でじゅうぶんに冷やし、ぬれた状態の患部に塩を5㎜から1㎝ほどのせます。バンソウコウなどで固定して痛みがなくなるまではっておくと、水ぶくれにならずきれいに治ります。 -
虫刺され
少し湿らせた固形せっけんを塗る
蚊に刺されると体から「ヒスタミン」という成分が分泌され、かゆみを引き起こします。固形せっけんを軽く湿らせ、患部にすり込むと、せっけんのアルカリがヒスタミンを中和してかゆみがやわらぎます。 -
その他
苦い薬を飲む前は氷をなめると飲みやすい
苦い薬を飲むのは、体のためとわかっていてもいやなもの。少しでも苦みをやわらげるために、薬を飲む前には氷を口に含み、舌をまんべんなく冷やしましょう。舌を冷やすことで、味を感じる感覚が軽いマヒ状態になり、苦みを感じにくくなります。子どもに薬を飲ませるときにも役立ちます。眠れないときは枕元に玉ねぎをおく
ふとんに入ってもなかなか寝つけない。そんなときは、皮をむいた玉ねぎ1個を半分または4等分に切り、断面を上にして枕元におきます。玉ねぎの辛み成分「硫化アリル」が自律神経や高ぶった脳の神経をしずめ、安眠へと導きます。眠りを妨げるイライラ解消にも効くそうです。玉ねぎの成分にリラックス効果あり枕元におくときは必ずカットすること。切らずにおいても効果なし。生で食べても安眠効果が。にんにくぶろなら冷えや肌荒れが改善
にんにくの辛み成分「アリシン」には、皮膚を殺菌する作用や、血行を促進して冷え解消に役立つ効果があります。ふろに入れてにんにくエキスを湯にとかせば、肌荒れや冷え解消にひと役買います。使うにんにくは2かけくらい。電子レンジで30秒ほど加熱すれば、特有のくさみも消えます。レンジ加熱してから浴槽へにんにくを電子レンジで加熱し、ガーゼで包んで口を閉じ、浴槽でもみほぐしてエキスを抽出。鼻血の止め方はうつむいて小鼻をつまむのが正解
昔は、鼻血を止めるには「鼻にティッシュを詰めて上を向く」。でも、実はこの方法は間違いです。鼻血が出ているときにティッシュを詰めると、鼻の粘膜をさらに傷つけるおそれがあります。うつむいて小鼻の両わきを指で強くつまむのが正しい止め方。ポタポタ落ちるくらいの出血なら5〜10分で止まります。血が止まったら、あおむけに寝て、しばらく安静にしましょう。小鼻を強くつまむのがポイント指にグッと力を入れて小鼻を強くつまみ、血管をしっかり圧迫して止血する。皮膚のかゆみに効くよもぎローション
なべに水1ℓと乾燥させたよもぎの葉を25gの割合で入れ、強火にかけます。煮立ったら弱火にして20〜30分煮出し、ふきんかコーヒーフィルターでこしてでき上がり。4〜5日で使い切る分だけ作り、冷蔵庫で保存を。清潔にした肌に塗れば、アトピーや湿疹などによるかゆみがやわらぎます。ぬれたままの状態で服を着ると色がつくおそれがあるので注意してください。足のしびれは顔のツボ押しで解消
長時間正座をしたら足がしびれて立ち上がれなくなった! そんなときには、顔のツボ刺激で応急処置をしましょう。正座をくずして両足を投げ出し、女性は眉の上、男性は口元の笑いジワあたりを指で押したりもんだりしてみます。すると、しびれが早くとれるから不思議です。正座中に立ち上がる時間が近づいたときに、予防的にツボを押すのもよい方法です。
一生モノの知恵袋 すっきり節約編
第5章 健康の知恵袋より
読むだけですぐに役立ち、実行すると毎日の暮らしと気持ちが超すっきり。時間、お金、場所、手間の節約にもなる知恵と工夫をギュギュギュっとお届けします。