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【管理栄養士執筆】トランス脂肪酸がからだに悪い理由

トランス脂肪酸はからだに悪い、という話を聞いたことはありませんか?アメリカで近視方針が打ち出されて以降、マーガリンやコーヒーに入れるポーションミルクといった身近なものに含まれることから、日本でも気にされている人も多いと思います。ところでこのトランス脂肪酸はなぜ体に悪いのでしょうか。知らないと怖いトランス脂肪酸の害についてご紹介します。

堀知佐子

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目次

  1. ○なぜトランス脂肪酸はからだに悪い?
     
    • なぜトランス脂肪酸はからだに悪い?

      トランス脂肪酸がからだに悪い油と言われている理由は、自然界に存在しないので、その人工油が血管に取り込まれれば正常に代謝できなくなり、血管を老化させる可能性があるからです。
      アメリカ食品医薬品局は、「トランス脂肪酸は食品に使う上で安全とは認められない」という段階的禁止方針を打ち出しています。動物性油脂より植物性油脂がよいとされていた時代では、「バターはからだに悪いからマーガリンを食べなさい」と言われていました。そのマーガリンこそ、液体の植物性油脂に水素を加えて固体化した、人工的につくられたトランス脂肪酸なのです。
      油脂の研究家の間では、トランス脂肪酸のことを「プラスチックオイル」と呼んでいるそうです。
      プラスチックが土の中に埋めておいても分解されないように、トランス脂肪酸が腸内にあると分解や代謝に大変なエネルギーが費やされ、多くのミネラルやビタミンが消耗されてしまいます。
      さらに、脳の大半は脂質でできているので、トランス脂肪酸が大量に体内にあると脳細胞の原料にトランス脂肪酸が使われ、脳の細胞膜が不安定になり、伝達能力を劣化させると考えられています。
      このようなことから、トランス脂肪酸は脳を壊す危険性の高い油ということもわかっていました。

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堀知佐子

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