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わざとらしくない「相手に合わせた」褒め方のコツ

褒めて人を動かす、褒めると人は伸びる、と言われていますが、何だかわざとらしく感じることもあります。相手を動かすのに効果的で白々しくならない方法はないでしょうか。女性の活躍、リーダーシップ、個人と組織が本領発揮をする働き方等、企業研修・講演も多数行なう永田潤子さんの著書から相手を「その気」にさせる方法をご紹介します。

永田潤子

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目次

  1. ○人を褒めるのも、やっぱり「自分のため」
  2. ○相手に合わせて感情表現の言葉を選ぶ
     
    • 人を褒めるのも、やっぱり「自分のため」

      人を褒めるときにも「自分中心の考え方」が大切です。つまり、人が動くかどうかより、自分がどう感じるかのほうを重視するのです。
      「あっ、今日のネクタイ、素敵ですね」
      「髪型変えた? 似合ってるね」
      など、素直に思ったことを口に出して人を褒めてみる。
      するとまず、お互いの距離が縮まります。そして何より、褒めた自分が気持ちいい。そのいい心の状態で目の前の相手とコミュニケーションを始めれば、相手を「動かそう」としなくても、自然に仕事に対するお互いの「その気」が湧いてくるのではないでしょうか。
      そう、「褒める」ということは、褒めた人・褒められた人の両方を「その気」にする効果もあるのです。
      さらに、褒めるよりも「その気度」を高めるいい方法があります。
      それは、「勇気づける」ことです。勇気づけるといっても、この場合は、「がんばれ!」と激励することではありません。激励の言葉をつかわなくても相手に自信を持たせ、自然に「よし、やってみよう」という気にさせること。それが「勇気づける」なのです。
      お母さんが子どもに言うセリフを例にとってみましょう。
      褒める→「○○ちゃん、ちゃんとお片付けができて偉いわね」
      勇気づける→ 「○○ちゃん、ちゃんとお片付けができたのね。お母さん、嬉しい」
      この違い、わかりますか?
      「褒める」は、ただ「できた」という客観的事実を評価すること。そして、「勇気づける」とは、事実にプラスして「お母さん、嬉しい」のような一人称の感情の言葉を話すこと。
      子どもにとって大きな自信になるのは、「ただ褒められたこと」より、「お母さんを喜ばせたという嬉しさ」です。これに勇気をもらって、「次もお片付けをがんばろう」と「その気」になるのです。大好きなお母さんをまた喜ばせたいという思いも「その気」の原動力となるでしょう。これが「勇気づける」ということなのです。
      ここでは子どもを例にとりましたが、大人同士のコミュニケーションでも同じです。
      仕事で相手を褒めるときは、ワンランク上の「勇気づける」を試してみてください。
      ポイントは、感情の言葉です。
      「嬉しい」「ホッとした」「誇りに思う」など、あなたの心に芽生えた素直な感情の言葉が、相手の心に響きます。その言葉に背中を押されて、お互いがより楽しくのびのびと、それぞれの力を発揮できるようになるのです。
    • 相手に合わせて感情表現の言葉を選ぶ

      上司や先輩、同期、後輩など、相手の立場によって「勇気づける」言葉は変わってきます。より相手の心に響くのはどんな言葉でしょう。
      上司や先輩には?

      「○○さんのような方が私の先輩なんて、誇らしいです」

      「私、○○課長の部下でいられて、トクした気分です」

      「○○さんと仕事ができて、すごく勉強になりました。とっても嬉しいです」

      同期には?

      「この間もらった情報がすごく役立って、私、ラクさせてもらったよ」

      「どうしてそんな新しい発想ができるの? すごいなぁ。悔しくなっちゃう」

      「やっぱり○○さんの力が必要。いなくなったら、困るからね」

      後輩や部下には?

      「ここまでやれるなんて、正直、感動しちゃった」

      「期限に間に合わせてくれてよかった。ホッとしました」

      「○○さんの挨拶、ハキハキしていていいね。私も元気になります」

      このとき、自分の気持ちを特別大げさにしたり、表現に工夫を凝らす必要はありません。思ったことを素直に口に出すからこそ、相手を「その気」にできるのです。

女子の働き方 男性社会を自由に歩く「自分中心」の仕事術

永田潤子

文響社

第3章 コミュニケーションを磨いた分だけ、仕事は楽しくなっていくより

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