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女性必見!上手な「肩書き」の使い方【大学准教授執筆】

昔にくらべ、近頃はあからさまではなくなりましたが、男性は女性に比べて肩書きや権威を気にする傾向にあります。実力や中身で評価されないことは決していい気分ではありませんが、肩書きを大切にしたい男性の心理を知ると、逆にビジネス上のチャンスをつかむきっかけになるかもしれません。肩書きや権威を重んじる男性心理をチェックしてみましょう。

永田潤子

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目次

  1. ○男性は「権威」「肩書き」に安心するもの
     
    • 男性は「権威」「肩書き」に安心するもの

      近頃は、さすがに、あからさまな女性蔑視べっしをする男性は少なくなりました。
      それでも年輩の男性の中には、電話に出た女性社員に、
      「女じゃ話にならん。誰か男を出して!」
      と平気で言う人もいまだにいます。長年しみついた男性優位の発想は、そう簡単には消し去れないようですね。
      よく企業で講演や研修をやらせていただきますが、受講者に年上の男性が多いと、
      「女性講師で大丈夫か?」
      と会場に入った私(永田潤子)を上から下まで見る、いわゆる〝値踏み〟するような視線を感じることがたまにあります。
      でも、「イヤだなぁ。今どき、時代錯誤よ!」と、一概に批判はできません。縦社会で生きてきた男性にとって、相手を判断する基準はまず「肩書き」。私が女性だからというだけでなく、「肩書き」が見えないことで、どう判断していいかわからず戸惑っているのだと思います。
      だから、事前にプロフィールを渡しておくのはとても大事です。この場合のプロフィールもあえて肩書き重視。役職なども並べておくと、それでやっと心のバリアを外して、聞く耳を持ってくれます。
      もしあなたが、男性の多い同業他社が集まる会議やシンポジウムなど、対外的な場に出ることがあったら、あまり謙虚にならず、堂々と経歴や肩書きを表に出しましょう。
      逆にプライベートで勉強会や交流会に出席する場合には、肩書きを外したパーソナルな名刺をつくっておくと便利です。
      立派な肩書きではなく、興味や関心を持っている分野があれば、名刺に「○○実践家」と入れてしまってもいいのです。何を研究し実践していてもプライベートでは自由ですから、うそにはなりません。
      そのほうが思いのよらない情報が集まってきたり、「株式会社○○○(自分の名前)」の気分も盛り上がって、楽しいもの。さらに周囲の男性も、心のよろいを外してあれこれ教えてくれますよ。

女子の働き方 男性社会を自由に歩く「自分中心」の仕事術

永田潤子

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