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- ○男性は「権威」「肩書き」に安心するもの
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男性は「権威」「肩書き」に安心するもの
近頃は、さすがに、あからさまな女性蔑視をする男性は少なくなりました。それでも年輩の男性の中には、電話に出た女性社員に、「女じゃ話にならん。誰か男を出して!」と平気で言う人もいまだにいます。長年しみついた男性優位の発想は、そう簡単には消し去れないようですね。よく企業で講演や研修をやらせていただきますが、受講者に年上の男性が多いと、「女性講師で大丈夫か?」と会場に入った私(永田潤子)を上から下まで見る、いわゆる〝値踏み〟するような視線を感じることがたまにあります。でも、「イヤだなぁ。今どき、時代錯誤よ!」と、一概に批判はできません。縦社会で生きてきた男性にとって、相手を判断する基準はまず「肩書き」。私が女性だからというだけでなく、「肩書き」が見えないことで、どう判断していいかわからず戸惑っているのだと思います。だから、事前にプロフィールを渡しておくのはとても大事です。この場合のプロフィールもあえて肩書き重視。役職なども並べておくと、それでやっと心のバリアを外して、聞く耳を持ってくれます。もしあなたが、男性の多い同業他社が集まる会議やシンポジウムなど、対外的な場に出ることがあったら、あまり謙虚にならず、堂々と経歴や肩書きを表に出しましょう。逆にプライベートで勉強会や交流会に出席する場合には、肩書きを外したパーソナルな名刺をつくっておくと便利です。立派な肩書きではなく、興味や関心を持っている分野があれば、名刺に「○○実践家」と入れてしまってもいいのです。何を研究し実践していてもプライベートでは自由ですから、うそにはなりません。そのほうが思いのよらない情報が集まってきたり、「株式会社○○○(自分の名前)」の気分も盛り上がって、楽しいもの。さらに周囲の男性も、心の鎧を外してあれこれ教えてくれますよ。
女子の働き方 男性社会を自由に歩く「自分中心」の仕事術
第4章 男性の同僚・上司部下との「いい関係」の築き方より
ビジネスは、「男のルール」で動いてる。 そのことに、あなたは気づいて働いていますか?会社人間にならずに女子が仕事を楽しむコツ、教えます!!