目次
- ○発言し過ぎてしまうGさん
- ○空気を読み過ぎてしまう
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発言し過ぎてしまうGさん
「また、やっちゃいました」Gさんは、開口一番にそうおっしゃいました。Gさんがやっちゃったこと、それは失敗ではありません。研修・セミナーなどのグループワークの中で、自分の意見を前面に出して発言し、その場の流れを作ってしまうことです。グループワークの中で、思ったことや考えが色々と湧き出してきたときに、辛辣なことなども口をついて出てきてしまうらしいのです。Gさんが言っていることは、的外れではないので、おそらくセミナーの講師からすると、とても助かる存在だと思います。ただ、Gさんは言ってしまった後に必ず落ち込むというです。Gさんの理想は、雄弁ではないが、大事なポイントで必要な言葉を静かにビシッと言える人とのこと。理想と現実が大きくかけ離れていることが悩みだそうです。でも、周りの人の発言のチャンスなどを奪ってしまって、いい人ではなかったと後悔するよりも、グループのメンバーからの「助かりました」という声を素直に受け止めて、「私ばかりしゃべってしまったようで、申し訳なかった」と伝えたほうが、きっと彼の理想に近い器の大きい人物に見えるのではないかと、私(ほんだきみ子)は思います。 -
空気を読み過ぎてしまう
次の3つの言葉を気にかけていらっしゃる方はいませんか?【空気を読む】 【傷つけない】 【怒らせない】
「3つとも」と答えたアナタは、自分の意見を言うことへの戸惑いや、「いい人でいられなくなるのでは?」という不安がありませんか?
【空気を読む】 = 場を乱さず、空気を変えない。
つまり、自分の思っているままを表現しない。
【傷つけない】 = 相手のことを考えて、傷つく言葉を口にしない。
なので、もし相手の意見が間違っていると思っても反論しない。
【怒らせない】 = 相手からの怒りを買うようなメッセージを発しない。
それは、相手からの否定的感情を受けて、自分が傷つかないために。
これらの言葉を気にしているうちに「自分の生の感情がわからなくなった」と、いう方もいらっしゃいます。「自分の生の感情がわからなくなった状態」から脱出するためには、まず、「空気を読みすぎない」ことから始めてみませんか。チャレンジの場としては、いつも一緒のメンバーとの会話場面などで試してみてはいかがでしょう。自分の感情を今まで100%近くまで抑えてきた方は、自分の気持ちが動いたことや、気づいた感情を10回に一度のペースで、表現してみるのがよいかもしれません。勇気を出して最初のひと言を発してみましょう
人間関係でストレスを溜めない技術
第4章 うまく自分を表現できない苦しさより
人間関係の悩みに苦しみ、本当の自分を出せず、ストレスを溜め込んでしまう人に向けて、気持ちを上手に切り替えて、もやもや気分をスッキリ解消する方法を紹介します。