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ヒップアップのための骨盤トレーニング法【ファッションモデル執筆】

ヒップは年齢に抗うのが難しい部分で、痩せている人でも「変にお肉がついてきた」「下に垂れてきた」と気づく日が来るものなのだそうです。年齢を重ねても美しいプロポーションを保つモデルたちはどのようなエクササイズをしているのでしょう。すぐマネできる骨盤まわりのトレーニング法をご紹介します。

仁香

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目次

  1. ○信号待ちのときも、お尻をキュッと締める
     
    • 信号待ちのときも、お尻をキュッと締める

      キレイな立ち姿を保ち、美しいスタイルに矯正するために、いつでもどこでもできる方法があります。
      それは、「お尻をたたんで立つ」ことです。
      ヒップは、年齢に抗うのが特に難しい部分です。やせている人でも、「変にお肉がついてきた」「下に垂れてきた」とある日気づきます。
      かつての私(仁香)も、その一人でした。「あれ? お尻の下にもう1つお尻がある?」という感覚です。骨盤まわりの筋力が低下して骨盤がゆるみ、お肉がついてしまうのです。筋力低下を防ぐ策を講じなければなりません。
      ヒップの垂れや余計な肉づきは、多くの女性にとって悩みのタネということもあり、いろいろな「骨盤まわりのエクササイズ」がテレビや雑誌で紹介されています。
      しかし、わざわざヨガマットを敷いて、忙しい家事の合間の時間を見つけ出さなくても、信号待ちやキッチンや電車で立っているときなど、いつでもどこでもできる「筋トレ」があります。
      それが、「お尻をたたんで立つ」ことなのです。
      骨盤にまつわる筋肉で、女性にとって特に大事なのが、骨盤の底にある「骨盤底筋」と、恥骨から太ももへ伸びる「内転筋」です。
      でも、「内転筋を意識してください」「骨盤底筋を締めてみてください」と言われても、わかりにくいと思います。
      そこで、講座の生徒さんには、こんなふうにお伝えしています。
      「お尻の穴をキュッと締めると、内転筋が意識できますよ」 こうお伝えすると、皆さんイメージしやすいようで、正しく実践してくださいます。内転筋も骨盤底筋もしっかり収縮させることができます。
      このエクササイズの効果は、お尻を中心としたカラダのラインを美しく保つためだけにとどまりません。
      骨盤の底、つまり、体幹の底にある骨盤底筋は、内臓を支える筋肉でもあり、それが弱ってくると、さまざまなカラダのトラブルが起きてきます。健やかに歳を重ねるためにも、ずっとちゃんと働いてもらわないと困る筋肉なのです。
      だらりとした姿勢で過ごしたり、長時間椅子に座っていたりすると、骨盤まわりの筋肉を意識することがなく、どんどん力が弱っていきます。あとで後悔することになるかもしれません。
      気合いを入れて、エクササイズするのもいいことです。でも、わざわざそのための時間を取らなくても、日々の通勤電車の中、ママ友と立ち話をするときでも、人知れず、お尻を内側にしっかりしまい込んで、正しい姿勢をキープしてみてください。
      それだけで、立派なトレーニング、立派なアンチエイジングになります。

この習慣で美人になれる

仁香

フォレスト出版

Chapter4 キレイな人は、なぜ「姿勢」を大切にするのか?より

わざわざ時間を取ったり、がんばろうと気持ちを鼓舞してやるものではありません。普段当たり前にやっていることをちょっと意識して変えるだけで、あなたの中に眠る美力は、どんどん引き出されます。モデル歴20年以上の経験から導き出した「がんばらない」美の習慣です。

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