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最短時間でフルメイクをする方法【メイクアップアーティスト執筆】

日々のメイクでの手数を考えたことってありますか?多くの女性は通常のメイクで一度に100~300手ほど顔に触れているそうです。これはやり直しなどのムダが多いためだとメイクアップ教室「美塾」の創始者・内田裕士さんは言います。美塾の上級者クラスでは「最小手数」というレッスンを行うそうです。手数を減らすことで何が変わるのか、チェックしてみましょう。

内田裕士

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目次

  1. ○最少手数という考え方
     
    • 最少手数という考え方

      美塾の授業では上級クラスに「最少手数」という授業があります。たった30手でフルメイクをするという授業です。
      この授業を生み出したきっかけは短歌です。私(内田裕士)は10年近く短歌を習っています。NHK大会で秀作をいただいたこともあるんです(ただの自慢です)。
      短歌は31文字の文学と言われています。最少限の文字数で最大限に世界が広がるような歌づくりに励みます。僕は短歌を習いながら「これをメイクに当てはめたらなにができるかなぁ」と考えて、この授業が生まれました。
      メイクの手数を減らすなんて、おそらく今まで考えたことないですよね。通常多くの女性は一度のメイクに100手から300手お顔に触れます。
      以前お伝えした通り、実はそのほとんどはムダな手数と言ってもいいもので、やり直しを繰り返している余分な動きということになります。ほとんど全員が、今までに手数に制限がある中でメイクをしたことがないでしょうから、そもそも「最少手数」という投げかけだけで生徒様の脳の使い方が変わります。この時点で授業は半分終わったようなものです。
      そして一手にかける重みが変わってきます。ただ教えるだけでは何年かかっても到達できない微細な技術というか力加減を、窮地に立たされると気付けることを、授業の内容にすることでその日その場で習得できるのです。
      正直、見ていて「いいなー」と思います。もちろん時間をかけてやっと自分でつかむよさというか、それによって得られるものもありますから、一概には言えませんが、時間をかけてつかむものは他にもいくらでもありますので、この力加減を、初級中級で土台を学んでいるとはいえ、2時間で習得できるのは羨ましい部分もあります。
      授業が終わる頃には、ムダな手数の多くがなくなり、受講生全員が30手でフルメイクできるようになります。腕の立つ人は23手くらいで終わります。
      そしてその一連の所作はそれはそれはシンプルで美しいものです。
      さらには、魅力を引き出すメイクを修得している方は、メイクをしている姿もキレイです。
      あなたも意識してみませんか? 手数が少ないメイクを目指してみませんか?

      Point 一手入魂でメイクをする

毎朝、自分の顔が好きになる

内田裕士

フォレスト出版

Part5 あなたの「魅力」を磨くヒントより

日本最大級のメイク教室の創始者であり、本書の著者である内田裕士氏が提唱する、あなた本来の魅力を活かすナチュラルメイク。上達すればするほど、使用するメイク用品の量もメイクにかける時間も減るだけでなく、自分の素顔が好きになっていくという従来のメイクとは真逆のメイクです。なにより、あなた自身も気づいていない《隠された魅力を知ることができる》メイクなのです。そんな多くの女性たちの人生を変えてきたオリジナルのメソッドについて、内田氏が今回、初めて書籍で公開しました。

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