目次
- ○雨の日の冷えをとる方法①
- ○雨の日の冷えをとる方法②
- ○雨の日の冷えをとる方法③
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雨の日の冷えをとる方法①
朝食をしっかりとる
私たちの体温は、夜、寝ている間は低く、日中、起きているときは高く保たれています。この体温の切り替えのきっかけは、「朝食」。朝食をとることで抗重力筋である咬筋に刺激が伝わるだけでなく、胃や腸も活発に動き出します。この内臓の活動が、体に熱を生み出してくれます。ですから、雨の日は特に、朝食をしっかり食べてから出かけること。すると、内臓から発する熱で、外からの冷えに対抗することができるようになりますよ。 -
雨の日の冷えをとる方法②
カエの靴下で足首の冷えを防ぐ雨の日の外出には、靴下を持って出ることをおすすめします。その理由は、濡れた靴下だと気持ちが悪いということもありますが、それ以上に、「足首を冷やさないようにする」ためです。首、手首、足首の「3つの首」が冷えると、全身が冷えてしまいます。反対に、その部分を温めれば、体感温度がぐっと上がります。この「3つの首」は、体の中でも脂肪や筋肉にほとんど覆われていないので、特に外部からの影響を受けやすいのです。冷たいものが当たっているだけでその冷えは全身に回り、逆に温かいものを当てておけば全身が温まってきます。冬の寒い時期に活躍するマフラーや手袋、ブーツなどは、まさにそれらの「首」を温めるための役割も担っているのです。あるいは、足湯は足しか温めていないのに、全身がぽかぽかしてくるでしょう。これも足首を温めることで全身が温まる例のひとつです。足首付近で温められた血液が、大動脈を通って体中を巡り、効率よく全身を温めることができるのです。この「3つの首」の中でも、特に雨の日に濡れて冷えやすいのは、雨水がつきやすい「足首」です。水分が蒸発するときには周囲の熱を奪うため、濡れたままにしておくと、足首がどんどん冷えてしまうことに。その冷えが全身に回って、不調につながっているケースも少なくありません。靴下が濡れていたら交換するだけでも違います。濡れたままで放置しないことが、雨の日の冷えを防ぐいちばんの近道といえそうです。 -
雨の日の冷えをとる方法③
足首、足指を回す足先が冷えてなかなか温まらないときのおすすめは、「足首回し」「足指回し」です。まずは足首を内側、外側にグルグルと回してみてください。それから、足の指1本1本をつかんで、グルグルと回していきましょう。全身の血流改善と冷えの解消という2つの効果が期待できます。なぜ足首や足指を回すだけで全身が変わるのか。それは、「関節」は、血管が分岐するポイントだからです。高速道路の渋滞も、多くは分岐点がきっかけで起こりますね。分岐や合流がうまくできないことで、流れはすぐに滞ってしまうのです。ですから、その「滞り」の原因になりやすい「関節」の血流をよくすることで、付近の血流を改善させることができる、というわけです。さらに、その効果は足先という一部にとどまらず、全身に及びます。以前、高血圧の方を対象に、病院で血圧計を使って、足首を回す前後の血圧の変化を測定したことがあります。どのような変化があったと思いますか?なんと、測定したすべての人の血圧が、回す前より後のほうが、明らかに低下したのです。この短時間での血圧の低下は、つまるところ「血流が改善した」ということ。足首という小さな動きで、全身の血圧に影響が出るほど血流が改善したといえます。足首を回すことで効率よく全身の血流が改善することは、おわかりいただけるのではないでしょうか。また、私たちの体の特徴として、血流改善に関しては、より末端に近いところに働きかけたほうが、効果が出やすいようになっています。末端まで滞りなく血液が流れれば、その手前も血流がよいはず、というのは、何となく感覚としてつかめるのではないでしょうか。足指を回すには、座って手でつかまないといけませんから、それなりに準備が必要ですが、足首ならいつでも(今この瞬間にも)、きっと回すことができるはずです。オフィスの机の下で、信号待ちで、駅のホームで、気がついたときに、足首を内側、外側とグルグル回すクセをつけましょう。ちなみに体の主な関節には、下から、足首、膝関節、股関節、脊柱関節、肩関節、肘、手首などがあります。ご自身が冷えを感じる部分に近い関節を回すことで、血液が行き渡り、温かさを感じられるようになります。
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