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ちょっとの外出もメイクをした方が良い?その理由とは
「メイクをしないで表に出るというのは、服を着ないで裸で表に出るのと同じくらい恥ずかしいこと」とヨーロッパでは古くから伝えられてきました。メイクをするということは、人前に出るためのエチケットだったわけです。この記事では、女性の身だしなみについて紹介します。
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目次
- ○近所の外出でもメイクをする人、しない人、どちらがウイ!エレガンス?
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近所の外出でもメイクをする人、しない人、どちらがウイ!エレガンス?
エレガンスなのは、「近所の外出でもメイクをする人」です。メイクをするということは、昔からフランス女性の身だしなみのひとつとされてきました。「メイクをしないで表に出るというのは、服を着ないで裸で表に出るのと同じくらい恥ずかしいこと」とヨーロッパでは古くから伝えられてきました。つまり、メイクをするということは、人前に出るためのエチケットだったわけです。化粧をする大きな目的は、肌の色をよく見せること、相手に具合が悪いのではという気を遣わせないよう顔色をよく見せるため、そして、肌を守るためでした。フランスのメイクのはじまりは、派手に着飾る表面的な美容が目的ではなかったのです。自分の肌をよく見せ、相手の気持ちも配慮する化粧の目的は、まさにウイ!エレガンスです。あなたが外出先で、メイク等を直す場所は「トイレット(toilet:化粧室)」ですよね。その言葉のもとは、フランス語の「toilette(トワレット)」です。意味は、「身なりを整える」です。つまり現代のトイレットは身だしなみを整え、相手に不快な印象を与えぬよう、表に出るための支度の場なのです。ちょっと余談になりますが、香水の種類の「EaudeToilette(オードトワレ)」という名称も「toilette(トワレット)」から来ています。オードトワレの意味は、「身だしなみを整える水」です。つまり、オードトワレは「身だしなみを整えるもの」という美容アイテムだったので、フランスでは大流行したわけです。フランス女性のメイクはナチュラルです。そのポイントは、歴史的な目的が受け継がれているのでしょうか、「チークをさすこと」です。チークをさすことで、顔色がグンとよくなるからです。いま日本でも人気のコスメ「レ・メルヴェイユーズ・ラデュレ」は、フランス革命後、自由と新しいエレガンスを求めたフランス女性が、もっとも大切にしていたメイクの表現美「チーク」に着目したコスメです。あのフランス菓子、マカロンで有名な「ラデュレ」のコスメブランドです。「チーク」をさせば、肌の色、顔色が明るく立体的に見えるという歴史的なフランスメイクの目的を、ブランドストーリーとしたラデュレコスメ。私の好きなコスメのひとつです。