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手帳が続かない人の特徴と続けるためのコツ

手帳をうまく活用したいのに、買った数ヵ月後には使わなくなっている人って多いですよね。実は手帳がつづかない人は3つのパターンに分類されます。もし、自分も心当たりが。。。と思う人は是非、チェックしてみてください。

安慶名 勇子

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目次

  1. 手帳がつづかない人に 共通している3つのパターン
     
    • 手帳がつづかない人に共通している3つのパターン

      手帳をうまく活用したいのに、買った数ヵ月後には使わなくなっている人のパターンは大きくわけるとこの3つです。

      ・手帳活用術、時間管理術がごっちゃになっている

      ・手帳を使う目的が記録や管理のみになっている

      ・妥協して手帳を買ってしまった

      1つずつ詳しく説明していきます。
      まず、「手帳活用術と時間管理術がごっちゃになっている」人についてです。
      「どんな手帳を買えばいいかな? 来年こそは時間管理をしっかり行って、目標達成したいと思っているのよね」という相談を頻繁に受けるのですが、そのたびに私がお尋ねするのは「何のために手帳を使うの?」ということです。
      手帳を使いさえすればスケジュール管理がうまくなり、自分の時間を確保できるようになり、ひいては目標達成できる! と考えている人は多いようですが、残念ながら実際はそうはいきません。
      なぜなら、手帳活用術、時間管理術、時間短縮術、目標達成術はすべて別ものだからです。
      それぞれ異なる技術なのですから、手帳を買っただけでは時間管理がうまくなることはないと考えていた方がいいでしょう。
      手帳=スケジュール管理帳だという思い込みが原因かと思うのですが、この点を押さえておかなければ、「この手帳は自分に合わなかったんだ」「きっと○○手帳なら自分を変えることができるかも!」と、毎年手帳を買い換えるという堂々巡りを招くことになるのです。
      料理でたとえるとわかりやすいかと思うのですが、包丁やお鍋を買っただけでは料理はうまくなりませんよね。
      素材の切り方、だし汁の取り方、煮物づくりのコツなどという「つくり方」を覚えなければ美味しい料理は完成しません。
      それと同じように、手帳は包丁やお鍋と同じツールであって、つくり方=解決方法ではないということです。
      時間管理や目標達成のための、考え方を合わせて学ぶことが大事だと覚えておいてください。
      次に、「手帳を使う目的が記録や管理のみになっている」場合についてです。
      手帳を何のために使っていますか? と尋ねたところ、大半の方はこのように回答しています。

      ・スケジュール管理

      ・日記帳

      ・メモ帳

      ・ダイエット記録帳

      ・ToDoリスト管理

      これらに共通していることは「過去または現在の記録・管理」。
      実は、「記録と管理」のみで手帳を使いこなすのはハードルが高いことで、誰にいわれなくても自分のモチベーションをしっかりと維持できる人でない限り難しいのです。
      使いつづけるようになるために必要なのはワクワクの感情が生み出せるかどうか。ここにかかっているのですが、そのために大事なのが前項でもお伝えした「未来アンド創造要素」です。
      手帳の役割を記録・管理帳としてとらえると使う幅は限られてくるのですが、未来アンド創造要素を組み込んで使うと、手帳の幅はいくらでも広がっていくのです。
      私は、記録・管理用途以外にもこんな機能を手帳につけ加えています。
      一部ご紹介すると、

      ・自分取扱い説明書

      ・人生のビジョン・ミッションマップ

      ・夢リスト

      ・望想台本

      といった感じです。
      過去から現在の記録・管理だけではなく、自分はどう生きたいのか、手に入れたい未来はどういうものなのかという未来の要素を持ち歩くようになってからというもの、手帳を眺め見るだけでワクワクの感情がいつでもつくり出せる状態になり、意識せずとも手帳がつづくようになっていたというわけです。
      最後に、「妥協して手帳を買ってしまった」という場合についてです。
      妥協して手帳を買ってしまった方の多くは、1年の最後まで手帳を使いつづけられずに終わってしまいます。手帳を取り出すたびに「妥協して買った」ことを思い出してしまっては、ワクワクの感情は生まれませんからね。
      自分にとって必要な機能をすべて兼ね備えた手帳に巡り合うことはものすごく難しいことですから、自分にとって譲れない手帳の仕様とはどんなものなのかをあらかじめ把握しておき、その基準に合ったものの中から好みの色やデザインでさらに絞り込んでいくといいでしょう。
      手帳の仕様といっても、このようにたくさんの項目があります。

      ・サイズ

      ・表紙のデザイン(色、柄)

      ・表紙の質感(布、皮、ビニールなど)

      ・紙質

      ・紙の色

      ・罫線の太さ

      ・罫線の形(横罫線、方眼、ドット、無地など)

      ・月間インデックスの有無

      ・インクの色

      ・フォント(書体、フォントサイズ)

      ・巻末付録

      ・別冊の有無

      ・ポケットの有無

      ・しおりの有無(紐、切込みタイプ)

      ・週開始曜日(月曜スタート、日曜スタート)

      ・時間軸(7時~23時表示、24時間表示など)

      ・綴り(リングタイプ、中綴じタイプ)

      など、あげるときりがないですが、考えていただきたいのはこれらの項目について、「絶対この要素は外せない! 妥協できない!」という明確な基準が自分にあるかということです。
      すべての条件を満たした手帳はなかなか見つからないものなので、こだわりすぎるのも問題ではあるのですが、「これだけは! この項目だけは妥協しない!」というポイントを少なくとも3つは持っていて欲しいのです。
      自分の生活スタイル、性格に合わない高機能な手帳を買ってしまったばかりに、書くのが億劫になってしまったり、色が気に入らないのに妥協して買い、見るたびに「ああ、本当はあの色が欲しかったのに」と思い出してしまったり。
      そんな感情を持ったまま、1年間すごしていくと、どんなことが待っていると思いますか?
      手帳が嫌いになります。
      手帳選びは恋人選びと同じです。
      「あの人がよかったのに」と思いながらつき合う相手とはつづきませんよね。「もうあなたとはつき合ってられないわ!」と、自分で選んだ手帳を手放すなんてことのないように、明確な基準を洗い出してみることをお勧めいたします。
      流行に流されて買ってしまい、使いこなせず後悔するということにならないためにも、ぜひ、自分にとって譲れない点をいくつかあげてみてください。
      もし、これまで明確な基準がなかったとしても、今お使いの手帳で気づくことがあるはずです。
      「持ち運びは便利だけど書き込みにくいな」
      「マンスリーページのインデックスはあると便利!」
      といったように。
      参考までに私の場合、こだわっているのは以下の項目です。

      ・サイズ→A5

      ・紙の色→ベージュ(目が疲れにくい)

      ・メモ欄→方眼

      ・綴り→中綴じ(書き込みやすい)

      絶対にこの項目だけは妥協しません。
      愛用しているLACONICのバーティカルレフトは木曜日から2段目に折れ曲がっているのですが、欲をいえば、1列になっていた方が見やすいわけです。しかしそれは私の中で「これだけは外せない!」というポイントではないのです。他にも、しおりやポケットはあった方が便利ですが、必須条件ではありません。
      手帳選びの必須条件を持っていると、手帳選びはものすごく楽です。しかも、愛して使うことができるようになります。この基準で選んだ手帳の使い心地はどうなのか。と考えるようにもなるので、ますます自分の中の基準が確立されていきます。
      また、足りない部分はカスタマイズで補うというのも1つの手です。手帳に後づけして使える文房具類は豊富に発売されていますから、ぜひ活用していただければと思います。
      参考までに使えるカスタマイズ案と道具をいくつかご紹介いたします。

      ・表紙裏に貼る書類ポケットで収納上手に

      ・マンスリー用のインデックスシールを使う

      ・手帳の中身をカットし、マンスリーインデックスをつくる

      ・方眼付箋で記録をグラフ化

      ・透明付箋で記録を比較

      ・書類に付箋を貼って、移動を楽にする

      ・しおり紐の代わりに手帳の端をカットして使う

      ・手帳を止めるゴムバンドをつけ替える

      ・表紙をデコレーションし、好みのデザインに変える

      ・コーナー金具を取りつけ、手帳の補強をする

      といったように、カスタマイズを施すことで、世界に1冊しかないオリジナルデザインの手帳が完成し、なおのこと愛着がわいてきます。
      その楽しさに気づいてからというもの、私は毎回のように、手帳をカスタマイズしていますが、その中で1つ気づいたことがあるのです。それはシンプルな手帳こそもっとも機能的であるということ。
      世界的にベストセラーとなっている手帳は例外なくシンプルなつくりになっています。紙質や持ち運びやすさ、スケジュール欄にはそのブランドのこだわりが見られますが、余分な機能が一切ついていないのも多くの人に支持される理由ではないでしょうか。
      まとめると、手帳をつづけるためには、

      ・時間管理や目標達成のための考え方を合わせて学ぶこと

      ・記録や管理だけではなく、未来要素を書き加えること

      ・手帳に求める基準を明確にすること

      が大事なのです。

夢が叶いつづける手帳術

安慶名 勇子

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