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「無駄な仕事」の定義とは

「あなたにとってムダと思えることを、できるだけ紙に書き連ねてみてください」
その結果、仕事が効率的になったかといえば、そうはうまくいかなかった方も多いでしょう。
この記事では、「ムダ」とは一体何なのか?について紹介します。

夏川 賀央

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目次

  1. ○「ムダな仕事」とはいったい、何だろう?
     
    • 「ムダな仕事」とはいったい、何だろう?

      生産性アップのためということで、次のようなことを実践した方がいらっしゃるのではないでしょうか?
      「あなたにとってムダと思えることを、できるだけ紙に書き連ねてみてください」
      その結果、仕事が効率的になったかといえば、そうはうまくいかなかった方も多いでしょう。
      理由は、いくつか考えられます。
      第一に「ムダ」と思えるものが、自分の力ではなかなか排除できないものであることが多いこと。また「ムダ」となるものが、仕事の一連のプロセスの中で何らかの役割を果たしており、したがってそれを排除すると、また別の種類の「ムダ」が生まれてしまうこと。
      このように「ムダ」というのは、当たり前のように見えて、じつは容易に定義できないことが多いのです。

       

      「ムダ」とは一体何なのか?
      楽天から来たメルマガに目を通す時間はムダなのか?
      スマホの中に入っているゲームアプリはムダなのか?
      私のように締切間際の作家が、お昼に出たついでに書店に寄ってしまう行為はムダなのか?
      ……ようするに、こうしたことを一生懸命に並べていったところで、意味がないということです。それこそ時間のムダ。
      重要なのは、「そもそも何にとってのムダなのか?」ということなのです。

       

      「パレートの法則」というのを、聞いたことがあるでしょうか?
      「80対20の法則」などとも呼ばれます。
      成果の80パーセントは、20パーセントの仕事から生まれている、というものです。

      これを信じれば、仕事の80パーセントは、20パーセントの成果しか出していないことになります。ならば「ムダ」ということで排除すれば生産性が高まるかといえば、そうはなりません。パレートの法則は普遍的な原理で、ムダそうなものを削っても新たなムダがまた生まれ、結局は2対8に落ち着くことになります。
      というのも、20パーセントの成果しか出さない80パーセントの仕事も、やはり「機能」をもって存在しているのです。
      たとえば私の「忙しいのに書店に行った」ということで考えてみましょう。
      もちろんそれには情報収集の機能があります。「書店に行って自分の本の企画につながる貴重な情報を見つけた」というのは、正直、10回に1回くらいかもしれませんが、その1回は仕事を継続的にしていくために重要です。だからできるだけ、頻度を上げたい……。
      そこで忙しいときでも合間をぬって、できるだけ書店には行くようにするわけです。
      そのぶんの遅れが重大な問題となることは、まずありません。
      けれども編集者さんが急いでいる。夕方までに原稿を送らなければならない……といったケースであれば、私もさすがに書店に行くようなことはしません。わき目もふらず、パソコンに向かって執筆作業に集中するでしょう。
      これは「夕方までに原稿をあげる」ということに目標が設定されたから、そこから見た「ムダ」が排除されたということ。
      重要なことはこのように、「何が目的か」からムダかどうかを考えること。
      これが本書で最初に考えたい、「逆算思考」なのです。

時間を使う人、時間に使われる人

夏川 賀央

きずな出版

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