目次
- ○イライラしているときは、身の回りを掃除してみる
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イライラしているときは、身の回りを掃除してみる
禅の言葉に「洗心」というものがあります。「心を洗う」ということです。人の心というものは、日常生活の中で、とても汚れていきます。「汚れ」とは、たとえば、欲求不満が溜まっていく場合があります。仕事でも人間関係でも物事が思うようにならず、イライラした気持ちが溜まってくることもあるでしょう。そんなイライラした気持ちをそのまま放置しておいては、自分自身の人生にとって良いことではありません。そのイライラした気持ちが、いつか爆発してしまい、とんでもない行動に出てしまうかもしれません。あるいは、そのイライラした気持ちに自分自身が押しつぶされて、前向きに生きていく意欲を失ってしまうことにもなりかねません。ですから、時々、「洗心」をする習慣を持つといいと思います。それは、つまり、心からイライラした気持ちをきれいに洗い流す、ということです。その方法としては、たとえば、「掃除」があります。禅の修行では、掃除ということがとても重んじられています。禅には、身の回りをきれいに掃除することで、心も清らかになっていく、という考え方があるのです。私たちも、気持ちがイライラしてきたときには、わずかな時間を使って、身の回りを掃除してみるといいと思います。机の上だけふき掃除する、ということであってもいいのです。そうすることで、イライラした気持ちが消え、心が休まります。◎「心が清らかになる」と念じながら、掃除をしてみる。
心を休める習慣
第2章 気持ちがイライラしたときの心の休ませ方より
ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。