目次
- ○人間関係に疲れたときは、一人になる時間を作る
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人間関係に疲れたときは、一人になる時間を作る
人間が感じるストレスの中で、「人間関係のストレス」はもっとも大きなものではないかと思います。特に会社のように、大勢の人たちが集まり、また、上下関係やライバル関係がある環境では、人間関係のストレスはさらに大きくなると思います。たとえば、会社でうつ病などストレス性の病気になる人を調べると、その大半の原因は「人間関係のストレス」だったといいます。普段、人間関係のストレスを感じている人は、そのストレスを和らげるような工夫を自分なりに持っておく必要があるのではないでしょうか。その方法の一つに、「一人になる時間を作る」というものがあります。わずかな時間でもいいのです。たとえば、ちょっと職場から離れて、一人になる時間を作ります。屋上に出て、一人で空を眺めるのもいいでしょう。休憩室で、一人でお茶を飲んでもいいでしょう。短い時間であれば、ちょっと席をはずしても、上司に叱られることはないでしょう。たとえ、そんなわずかな時間であっても、一人になれる時間と場所を作れればいい気分転換になります。そして、一人になったときには、仕事や人間関係のことから頭を切り離して、何も考えないようにします。無心になってみるのです。そうするとストレスがスーッと解消されるのです。そして、そのように短い時間で少しずつストレスを解消しておけば、病気になるまで過剰にストレスを溜め込むこともないと思います。◎人から離れて少しの時間一人きりになってみる。
心を休める習慣
第8章 人間関係に疲れたときの心の休ませ方より
ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。