目次
- ○「心の記録をつける」という習慣が、人づき合いを楽なものにする
-
「心の記録をつける」という習慣が、人づき合いを楽なものにする
「人づき合いに疲れを感じやすい」という人は、日常生活の中で、「自分一人の世界に入り込む時間」を作ることが大切です。その時間が、心の疲労感を取り去り、そして心を休ませてくれます。その時間が、他人への気づかいを忘れさせてくれて、心をホッと安らげてくれるのです。それでは、「自分一人の世界に入り込む」ための方法として、どんなものがあるかといえば、たとえば「心の記録をつける」というものがあります。「日記」というほど大げさなものではありません。それ専用のノートや手帳などを用意しておいて、今心の中で感じていることを何行か書き出すのです。「うれしく感じたこと」「これからやりたいこと」「週末の予定」「覚えておきたいこと」「明日食べたいもの」そのようなことを、ちょこちょこと書き出すのです。3分もあれば書けるはずです。それを書いている間、自分の世界に入り込めます。人間関係のわずらわしさを少しの時間であっても、忘れることができるのです。それが良い「心の休息」になります。できれば、一日の中で何度か、そういう「心の記録をつける」時間を作り出すのがいいと思います。そうすれば、以前よりも、人づき合いで疲れなくなっていくと思います。その結果、今よりもっと楽な気持ちで、人とつき合っていけるのではないでしょうか。◎「心の記録をつける」ためのノートを用意しておく。
心を休める習慣
第8章 人間関係に疲れたときの心の休ませ方より
ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。