目次
- ○相性が悪い相手でも、その長所に思いをめぐらしてみる
-
相性が悪い相手でも、その長所に思いをめぐらしてみる
身近に相性が合わない人がいると、何かとイライラさせられるものです。相手から何か意地悪なことをされているわけではないのですが、相手の言うこと、やることに対して、いちいち腹立たしい気持ちにさせられてしまうのです。「この人は、どうしていつも仕事が遅いんだろう。ノロノロしているこの人を見ているだけで、イライラしてくる」「あの人は、なんてものの言い方を知らない人なんだろう。一緒に話していると、腹が立ってくる」といった具合です。しかし、会社のように、いろいろな性格や特徴を持った人たちが大勢集まる場所で、お互いに協力して仕事を進めていくような環境では、そんな「相性が合わない人」「相性の悪い人」ともそれなりにうまくつき合っていかなければなりません。相性が悪いからといって、その人を避けてばかりいるわけにはいかないのです。そうならば、相性の悪い相手を見ていちいちイライラしたり、腹を立てたりすることは得策ではありません。そんなことをしていたら、自分自身がストレスで気が滅入っていくばかりでしょう。そこで提案したいのは、「相手の長所について考えてみる」ということです。人は往々にして、相性の悪い相手の欠点ばかりを指摘してしまうものです。しかし、相手の欠点ばかり見ていたらイライラが募るだけです。相性の悪い人であっても、その人なりの長所はあるはずです。その長所探しについて思いをめぐらしてみます。そうすることによって、その人への見方が変わります。その結果、自分の心が休まり、自然体でその人とつき合っていけるようになります。◎相手の欠点だけでなく、長所にも目を向ける。
心を休める習慣
第8章 人間関係に疲れたときの心の休ませ方より
ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。