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相性が悪い人との付き合い方【心理学者執筆】

人間の性格は十人十色。誰しも「合う人・合わない人」がいて当然です。しかし、そう思っていも苦手な人が身近にいるとイライラしてしまいがちですよね。そんな相手とも上手に付き合っていきたいものですが、そのためにはどうしたらよいのでしょう。自然体でつき合う方法をチェックしてみましょう。

植西聰

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目次

  1. ○相性が悪い相手でも、その長所に思いをめぐらしてみる
     
    • 相性が悪い相手でも、その長所に思いをめぐらしてみる

      身近に相性が合わない人がいると、何かとイライラさせられるものです。
      相手から何か意地悪なことをされているわけではないのですが、相手の言うこと、やることに対して、いちいち腹立たしい気持ちにさせられてしまうのです。
      「この人は、どうしていつも仕事が遅いんだろう。ノロノロしているこの人を見ているだけで、イライラしてくる」
      「あの人は、なんてものの言い方を知らない人なんだろう。一緒に話していると、腹が立ってくる」
      といった具合です。
      しかし、会社のように、いろいろな性格や特徴を持った人たちが大勢集まる場所で、お互いに協力して仕事を進めていくような環境では、そんな「相性が合わない人」「相性の悪い人」ともそれなりにうまくつき合っていかなければなりません。
      相性が悪いからといって、その人を避けてばかりいるわけにはいかないのです。
      そうならば、相性の悪い相手を見ていちいちイライラしたり、腹を立てたりすることは得策ではありません。
      そんなことをしていたら、自分自身がストレスで気が滅入めいっていくばかりでしょう。
      そこで提案したいのは、「相手の長所について考えてみる」ということです。
      人は往々にして、相性の悪い相手の欠点ばかりを指摘してしまうものです。
      しかし、相手の欠点ばかり見ていたらイライラがつのるだけです。
      相性の悪い人であっても、その人なりの長所はあるはずです。その長所探しについて思いをめぐらしてみます。
      そうすることによって、その人への見方が変わります。
      その結果、自分の心が休まり、自然体でその人とつき合っていけるようになります。
      ◎相手の欠点だけでなく、長所にも目を向ける。

心を休める習慣

植西聰

三五館

第8章 人間関係に疲れたときの心の休ませ方より

ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。

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