HALLOM(ハロム)

更新

自己主張の前に考えるべきこと【心理学者執筆】

仕事でもプライベートでも複数の人と接する中では、必ずと言っていいほど人間関係のストレスがついて回ります。誰でも余計なストレスを抱えず円満に過ごしたいものですが、そのためにはどのような努力をすべきなのでしょう。産業カウンセラー執筆の書籍からご紹介します。

植西聰

  • 閲覧数:1,934 views

目次

  1. ○自己主張する前に、相手の立場に立ってものを考える
     
    • 自己主張する前に、相手の立場に立ってものを考える

      円満な人間関係を築いていくコツの一つに、
      「相手の気持ちや、相手の立場に立って考える」
      というものがあります。
      相手の気持ちや立場を理解することができれば、その相手にやさしい気持ちになれるのです。そして、思いやりある気持ちで相手に接すれば、相手も自分にやさしくしてくれます。
      一方で、相手の気持ちや立場に立つことができず、自分の都合ばかり主張する人がいます。
      こういうタイプの人は、意見の相違から、とかく周りの人たちと衝突してしまいがちです。そのために、このタイプの人自身も、いつも人間関係のストレスに悩まされることになります。
      もちろん、自分の気持ちや立場を相手に伝えていこうとするのは大切なことです。
      しかし、そのときに、ちょっとだけでも相手の気持ちや立場を想像してみるという習慣を持つのです。
      「そうか、この人は、こういう気持ちから、こんな言い方をするのか」
      「この人は今、難しい立場に立たされているんだな。だから、こういう行動を取るんだ」
      ということが想像できれば、相手への接し方が変わります。
      そうすると、ストレートに自分の気持ちや立場を主張するだけではなく、相手のことを自分なりに考慮した上で、自己主張する方法を工夫できるようになります。
      そうすれば、むやみに相手と衝突してしまうことを避けられます。
      その結果、どのような相手とも円満につき合っていくことができ、人間関係のストレスも軽減されていきます。
      そして、それは「心休まる生き方」につながるでしょう。
      相手の立場を考慮することが、自分自身の心の安らぎとなるのです。
      ◎相手に思いやりを示せば、相手からもやさしくしてもらえる。

心を休める習慣

植西聰

三五館

第8章 人間関係に疲れたときの心の休ませ方より

ラクになる、幸せになるためのコツは、ほんのちょっとの「ひと休み」。当たり前なのに誰も気付かなかった簡単すぎる“休み方”いますぐその場で実践できる、毎日の「心を休める習慣」。

     width= 楽天ブックス オムニ7

オススメPR

関連記事

この記事に関するタグ