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トヨタ自動車も導入している!仕事のムダを省く「自工程完結」とは

日本を代表する世界的企業、トヨタ自動車では、「自工程完結」という仕事のやり方が取り入れられているそうです。
1 つひとつの仕事の効率を高め、ダンドリやムダの削除を皆でシェアできるようにつくられています。
この記事では、トヨタ自動車流の「ムダとり」のシステムについて紹介します。

夏川 賀央

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目次

  1. ○トヨタ流の知的生産術で、仕事のムダを省く
     
    • トヨタ流の知的生産術で、仕事のムダを省く

      日本を代表する世界的企業、トヨタ自動車では、「自工程完結」という仕事のやり方が取り入れられているそうです。
      これはもともと世界を圧倒した製造部門の「トヨタ生産方式」を、ホワイトカラー部署でも使えるよう、一般化したもの。1つひとつの仕事の効率を高め、ダンドリやムダの削除を皆でシェアできるようにつくられています。
      そしてこの工程も、まさに、
      「仕事の目的を明確にする」「最終的なアウトプットを明確にする」
      と、逆算思考で始まっていることが特徴でしょう(トヨタ自動車株式会社業務品質改善部編『トヨタ公式ダンドリの教科書』ダイヤモンド社)。
      この「自工程完結」の母体ともなり、世界中のメーカーがこぞってお手本にしたトヨタの生産方式は、昭和50年に副社長という地位にまで昇進した大野耐一さんによって確立されました。詳細は『トヨタ生産方式』(ダイヤモンド社)という本にまとめられ、現在まで長く読み続けられています。

       

      トヨタの根本的な考え方は「必要なものを、必要なときに、必要なだけつくる」というもの。
      そのために、
      ①何を
      ②いつ
      ③どれだけ
      という指示を書いた「かんばん」を工程の間で回し続けたことから、「かんばん方式」と呼ばれていました。
      「何を・いつ・どれだけ」ということを最後まで管理して仕事をするのですから、ムダな仕事はしなくて済みます。在庫が余ることもないし、人もそれに合わせて配置できる。
      さらにムダなことをしないから、必要な1件の仕事に関しては、最速のスピードでできることになります。
      こんな「ムダとり」のシステムは、どのようにしてできあがったのでしょうか?
      『トヨタ生産方式』の中で、大野耐一さんは、こんなことをいっています。
      「私はものごとをひっくり返して考えるのが好きだ。生産の流れは、物の移動である。そこで私は物の運搬を逆に考えてみたのである」
      自動車の組み立て作業は、材料から各々おのおのの部品をつくり、いくつかの部品を組み合わせてユニット部品をつくり、最終的に全部を組み合わせて一台が完成するというものです。
      これはベルトコンベアに載って次々と部品が送られてくる、オートメーションの作業を考えてもらえばわかりやすいと思います。
      前工程から後工程へ進むにつれて、自動車が完成していく。大量生産が当たり前だった時代には、この流れをより速く、より多量にというのが課題だったわけですね。
      で、大野さんはこれをひっくり返したわけです。
      つまり、後工程における量と時間をあらかじめ決めてしまう。
      これに従って前工程の量、時間、労力というものを算出する。必要なだけの仕事がおのずとできるようになり、ムダはまったくなくなるわけです。
      つまり、原因があって結果というのでなく、結果をまず想定して「原因をどのようにつくるか」を考える。その結果、浮いているものは「なんだムダだったのか!」ということになるわけです。

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夏川 賀央

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