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魅力的なアイデアを生み出すコツ|東大卒の敏腕プロデューサーが教える!
世の中には人の思いもよらない素晴らしいアイデアを次々生み出す「アイデアマン」がいます。それだけで特別な才能のように感じますが、そんな天才以外でも魅力的なアイデアを生み出す秘訣があるそうです。才能に関係なく魅力的なアイデアを生み出す方法をご紹介します。
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目次
- ○ゼロから新しいものを発想できる人は1%もいない。才能がなくても、魅力的なアイデアは生み出せる
- ○「新しいもの」を生み出そうとすると、アイデアは出てこない
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ゼロから新しいものを発想できる人は1%もいない。
才能がなくても、魅力的なアイデアは生み出せるいろいろなことに興味を持ち、「好きなこと」があなたの中にたくさん蓄積されていっても、それらを頭の中に置きっぱなしにしたままでは、まったく意味がありません。「好きなことだけやって生きていく」ためには、蓄積されたものを使ってアイデアを生み出し、仕事へと昇華させる必要があります。しかも、アイデアは、ただ出せばいいというわけではありません。仕事にするためには、そのアイデアが、あなたの周りの人や世の中の人にとって、できるだけ魅力的なものであることが求められます。当たり前のことですが、魅力が感じられないアイデアを形にしたいとは誰も思いませんし、それに対してお金を払おうという人もいないでしょう。では、魅力的なアイデアとは、一体どのようなものでしょうか?いろいろと意見があるかもしれませんが、僕(角田陽一郎)は「今まで見たことも聞いたこともないもの」こそが魅力的だと思っています。受け取る側が、「何だ? これ」「こんなの、見たことも聞いたこともない」「これまでにない使いやすさだ」といった驚きの反応を示せば示すほど、そのアイデアは魅力的だといえるのではないでしょうか。僕はプロデューサーという職業柄、これまで「企画」という形で、いろいろなアイデアを世に送り出してきました。そんな僕も、若いころは「何か新しい企画を出して」と言われるのが、嫌で嫌で仕方ありませんでした。いくら考えても、いいアイデアなど浮かんではきません。代わりに出てくるのは、「本当に、新しいアイデアなんて、この世にあるのかよ?」「ヒントぐらい、くれよ」「お前が考えろよ」といった愚痴ばかり。きっと、みなさんも、同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。ただ、何年か過ぎたころ、僕は、魅力的な新しいアイデアを生み出す秘訣に気がつきました。それは、「新しいものをゼロから作り出そうとしない」ことです。 -
「新しいもの」を生み出そうとすると、アイデアは出てこない
「新しいものを作る」というミッションを与えられたとき、多くの人は「新しい」という言葉に惑わされ、「今の世の中にないもの」をゼロから作り出そうとしがちです。そして、そのミッションをクリアするためには、アルキメデスが入浴中に浮力の存在に気がついたような、ニュートンが木からリンゴの実が落ちるのを見て万有引力の存在に気がついたような、とんでもない「ひらめき」が必要だ、といった気持ちになります。しかし、彼らのような「ひらめき」を手に入れ、ゼロから新しいものを生み出せるのは、おそらく神様から「才能」を与えられた、ごく一部の人のみです。物や情報が少ない時代ならともかく、あらゆるものがすでに存在している現代社会において、ゼロから新しいものを生み出せる人は、1%もいないのではないでしょうか。にもかかわらず、希代の天才たちと同じことをしようとしています。「何か新しいアイデアは出てこないか」「何かひらめかないか」と頭を悩ませ、発想力のない自分に失望し、自信を失ってしまうのです。僕にもそうした経験があるので気持ちはわかりますが、悩んでいても時間の無駄ですし、そもそもひらめきがないことにヘコむ必要はありません。ひらめきが出てこないのも、ゼロから新しいものを生み出すことができないのも、当たり前のことなのです。物や情報があふれたこの社会において、「好きなこと」を活用して新しいものを生み出すために、僕を含む99%以上の「天才でない」人たちがするべきことは、ただ一つ。「今、すでにあるもの」、つまり既存のものをうまく利用することに力を注ぐのです。
「好きなことだけやって生きていく」という提案
第2章 新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれるより
この時代に生まれて本当によかった!もう、嫌いな仕事をガマンしてやり続けなくてもいいんです。好きなことを仕事にして楽しく生きられる。むしろ、そうしないと生き残れない時代が、あと数年でやってきます。しかも、コツをつかめば、今なら誰でも好きなことだけやって生きていける。変革期の今こそチャンスなんです。