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距離を置いた方がよいタイプの人とは
その人と会うだけでいつも疲れる、モヤっとさせられる人はいないでしょうか。オトナの人間関係の中では、多少合わない人でも他人を尊重することを善としがちですが、それでも距離を置いた方がスッキリするタイプの人がいるのも事実です。楽しく美しく生きる方法を常に考え実践してきた、松尾たいこさんの思う距離を置いた方が良い人のタイプをご紹介します。
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目次
- ○ネガティブに引きずられない
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ネガティブに引きずられない
モヤっとするのは、何も持ちものだけではありません。その人と会うだけでいつも疲れる、モヤっとさせられる人はいないでしょうか。まず、自分にネガティブな感情を起こさせる人とは、距離を置いていいと思います。たとえば、せっかく自分を奮い立たせて頑張ろうと思っているときに、その心をくじけさせるようなことを言う人とか。前に一人で海外旅行をするときめたときに「多分、否定的なことを言うんだろうな」という人に、どうしても連絡をとらなきゃいけないことがありました。嫌な予感はしたのですが、案の定電話口で「ロスに行くんだよね。心配だなあ。本当に一人で大丈夫?」と言われ、シュンとしてしまったことがあります。自分でも不安を感じていたのに、それを指摘されて余計不安になってしまったのです。相手は「あなたのためを思って心配しているのよ」と言うかもしれませんが、そのときの私(松尾たいこ)が欲しかったのは「あなたならできると思う」と、背中を押してくれる言葉。そのため、無駄に落ち込みました。自分に意見をしてくれる人は大切な存在ですが、「ずけずけ」と「サバサバ」は違います。いつも自分を否定してくる人とは距離を置いてもいいでしょう。「不景気だ、不景気だ」「昔はよかったのにこれからは食べていけないんではないか」と話す同業者も苦手です。確かにイラストレーターの職業は、不安定なところがあります。でも、ネガティブな発言には心が引っ張られてしまうし、それでいて得るものがないのであれば、一緒にいていいことはありません。ビオトープという言葉があります。これは、動植物が育つ「生息地」といった意味ですが、世の中にはこのビオトープが違う人がいます。自分の価値観や育った環境によってビオトープは違ってきます。それは、諦めるしかありません。ネガティブな気持ちをあおってくる人たちからは、距離をおいてみましょう。びっくりするほど、すっきりしますよ。
ネガティブな人を避ける
35歳からわたしが輝くために捨てるもの
第2章 小さなモヤっとをなくすと楽になるより
手放す・捨てるというキーワードに合わせて、第一線で活躍できる理由をはじめ、軽やかにムリなく生きていくため、歳を重ねていくための方法を教えます。