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目先の利益にとらわれるな!仕事を請け負うときの注意点とは

大きな企業の場合は、代表幹事となる企業が丸ごと案件を受託し、そこから協力先に分割発注するスタイルが多いです。
しかし小規模事業者や個人事業主の場合、そのやり方は絶対におすすめできません。
この記事では、立て替え仕事によるリスクについて紹介します。

中山 マコト

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目次

  1. ○立て替え仕事はしない
     
    • 立て替え仕事はしない

      仕事を請け負うとき、あなたが単独で受託する場合と、協力してくれるパートナー企業や個人とチームで動く場合があります。
      大きな企業の場合は、代表幹事となる企業が丸ごと案件を受託し、そこから協力先に分割発注するスタイルが多いです。
      しかし小規模事業者や個人事業主の場合、そのやり方は絶対におすすめできません。
      あなたが幹事となって丸ごと受託すれば、たしかにあなたの会社の売上は大きくなります。
      ただ、外注費もそれだけ大きくなるので、実質利益で見ればそれほどのメリットもありません。むしろ支払いの事務処理などが増えるので、デメリットかもしれないのです。
      だから私は幹事役を引き受けても、外注分も含めて受託することはしません。
      取引先には「関係者の取りまとめやプロジェクトマネジメントは責任をもっておこなうが、支払いについては個別におこなってほしい」と申し入れています。
      会社によっては取引先が増えると、取引先登録など、書類上の手続きが煩雑はんざつになることを嫌い、丸ごと受託してほしいと依頼してきます。
      しかし、それは仕事の本質やクオリティとはまったく無関係です。
      そもそも、発注元が仕入れ先と口座を開くのは当然のことであり、あなたが立て替えを引き受ける=つまりリスクを負う必要はないのです。
      百歩ゆずって協力先が気心知れた相手ばかりならば、丸ごと受託しても成立するかもしれません。ただし案件が大きくなると初めての取引先をチームに入れる可能性も出てきます。
      企業によっては、初めての取引の場合は支払いを猶予ゆうよしてくれません。とくに物理的な商品・製品の納品がある商取引の場合はその傾向が強いです。
      そうなると、いままでは発注元からの振り込みを待ってから、協力先に外注費を支払えばよかったのに、先払いを求める企業がチームに加わると、あなたが肩代わりをして支払うことになります。金額が大きければ、先払いするために借り入れをせざるを得なくなったり、手形を割り引かなくてはならなくなったりします。
      その瞬間、利息、割引料という目減りが生じます。
      借り入れは当然、利益率の低下を招きます。
      しかも案件規模が大きいほどに、手数料も軽視できない金額になります。
      立て替え仕事は百害あって一利なし。
      見せかけの売上増大や、取引先からの「丸ごとでお願い」や「売上が上がると銀行からの評価が上がるよ」という悪魔のささやきに惑わされないでください。

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中山 マコト

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