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消費者から信頼されるためにするべきこととは

高額商品ほど、商品説明が丁寧な傾向にあるようです。こういう研究をしたとか、こういう材料を使っているとか、手づくりだからこのくらいの数量しかつくれないだとか……あれこれと価格の根拠を語っています。この記事では、「安価な商品ほど丁寧に説明すべき」について紹介します。

中山 マコト

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目次

  1. ○高い理由ではなく、安い理由を説明しなさい
     
    • 高い理由ではなく、安い理由を説明しなさい

      高額商品ほど、商品説明が丁寧な傾向にあるようです。
      こういう研究をしたとか、こういう材料を使っているとか、手づくりだからこのくらいの数量しかつくれないだとか……あれこれと価格の根拠を語っています。
      理由は簡単。
      高いと説明なしでは売れないから。
      しかし、安価な商品ほど丁寧に説明すべきだと思うのです。
      某格安航空会社はホームページなどを通して「食事を出さない」「飲み物は一部を除いて有料」「座席の間隔は狭い」など〝低価格の理由〟を発信しています。
      「サービスが限られていることを理解したうえで乗ってください」というわけです。
      こうした情報発信が不足すると、そんなはずではなかったとトラブルが起こります。
      最近では格安スマホが話題になりました。
      SIMフリー端末は従来の端末と比べて格安ですが、受けられるサービスは限られています。
      しかし、その情報が消費者に十分届いていないとして、国民生活センターが注意喚起するに至りました。
      インターネット通販では「ワケアリ」の格安商品が流行っています。
      カステラやケーキの端っこ、割れたおせんべい、旧型モデルの家電製品など、安値の理由がわかりやすい商品もありますが、そうではないものもあります。
      理由が書いていないワケアリ商品や、パッケージを変えて元々の値段をわかりにくくした格安商品もありました。
      消費者はバカではありません。意味なく値段が安いものは怪しいと思うし、怪しい商品を扱っているお店も怪しいと思うようになります。
      一年中「閉店セール」を実施しているお店も怪しいし、「初回のみ脱毛○○円」を前面に打ち出しているエステにも不安を感じます。
      値段が安いぶん脱毛できる量が少ないことは理解できるのですが、延々と勧誘されたり10回分のチケットを買わされたり、裏があるのではと考えてしまうのです。
      伝えるべきは安い理由です。ワケアリ商品ならば、その理由(わけ)を明記する。
      エステのような事例であれば「初回のみ○○円。勧誘は一切いたしません」と約束をする。
      消費者は値段で得をするぶん、何かしらの我慢や不利益が生じるのは致し方なしと受け止めていますから、安い理由を明記すれば納得して買うことができます。買わないという判断もできます。
      そのために必要な情報を提供することが、あなたの信頼につながるのです。

整理整頓をしない人ほど、うまくいく。―超一流だけが知っている「本質」の思考法

中山 マコト

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