子どもを持つことと仕事のバランスを、どう取りますか?
子どもを持つか持たないかで、女性の30代、40代の生き方は、まったく違うものになります。
子どもが生まれて、ある程度、親の手を離れるまでには、少なくとも5年から10年の時間が必要になります。
いくら出産休暇や育児休暇が整備されていても、会社が子どもを育ててくれるわけではありません。その間は、どうしても、仕事を休まなければならなかったり、休まないまでも、時短勤務になったり、残業ができなかったりということがあります。
それでも、そういう制度を利用できる人は、恵まれているほうで、子どもを育てながら働いている女性は、厳しい状況の下、仕事を続けているという人が多いでしょう。
ところで、仕事をする人にとって、30代、40代というのは、まさに脂が乗った時期で、この間にどれだけのキャリアを積み上げていくかで、その後の仕事人生が決まってきます。
仮に、同じ仕事で、同じ時期に子どもを持った人でも、専業主婦の奥さんがいる男性と、自分自身が出産した女性とでは、女性のほうに大きなハンディがあると言わざるを得ません。
仕事をしたいという気持ちがあっても、出張には行けない、子どもが熱を出したら早退しなければいけない、そんなことが日常茶飯事です。
自然と、いい仕事は自分にはまわってこなくなる、ということがあるのが会社です。
「子どもなんて産まなければよかった」
そんな思いに駆られることがあるかもしれません。
しかし、それでは、あなたの人生が、もったいないと思いませんか。
後悔する人生は、好転していきません。
仕事をしながら子どもを持つ女性が後悔してしまうのは、仕事をする自分に重きをおいているからです。
「子どもがいなければ、もっと仕事ができたのに」と後悔するわけです。
けれども、それでは子どももあなたも、かわいそうです。
子どもを持ったら、子どもを持てたことに重きをおいてはどうでしょうか。子どもを育てるのは本当に大変ですが、子どもを持つことで得る喜びもあります。
あなたが、これから子どもを持つか持たないかということに迷っているなら、どちらの生き方も間違いではありません。
子どもを持たずに、仕事をバリバリこなしていくこともできます。
子どもを持って、仕事はスローダウンすることもできます。
大事なのは、どちらも自分から積極的に、その生き方を選ぶことです。
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