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フローリングとカーペット日本人向けはどっち?
部屋作りをするうえで床を気にしたことはありますか?この記事では居心地のいい空間を作るためには何が大切かをご紹介します。
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目次
- ○フローリングとカーペット、どちらがいいの?
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フローリングとカーペット、どちらがいいの?
日本人は床で過ごすことに快適を感じます。逆に、ヨーロッパの人々は土足のライフスタイルなので、床には座りません。私は、日本人の「靴を脱ぐ習慣」というのは、素晴らしいと思います。足の血行を悪くしない、水虫にならない、という意味でも、健康的にも衛生的にもいいことであることは間違いありません。さまざまな意味合いで、靴を脱ぐというのは素晴らしい文化です。だから、その文化を最大限に活かすためのおもてなしを考えるべきなのです。日本人向けに、シンプルに居心地のいい部屋を目指すなら、できる限りすべてのアイテムを低いポジションにして、床で過ごすことを考えつつ、部屋づくりをするべきです。ソファはできるだけ低めの座面のものを選びましょう。ラグはきれいなものを敷きましょう。具体的なアドバイスはいくつもありますが、私はまず何よりも、「フローリングではなくカーペットにしましょう」とおすすめしています。日本人はフローリングが好きです。なぜなら合理主義の人が多いからです。タイル張りやフローリングが好きな理由は、「スタイリッシュだから」「カッコいいから」という理由よりも、「掃除をするときにラクだから」という理由が上位にきます。ワインをこぼしても簡単に拭き取れるからでしょう。いまの日本の住宅の床の多くが、フローリングになっているのは、合理化していった結果なのです。掃除がしやすく、ほこりがたまりにくい、そしてダニがわかない。でも私はその考え方は、「幸せで快適な空間づくり」という観点からいうと、はずれてしまっていると思います。私の自宅は全部屋カーペットで、フローリングがむき出しになっている場所は廊下だけですが、掃除やほこりやダニで困ったことは一度もありません。むしろ、まめに掃除しているカーペットの部屋のほうがよほど快適です。しっかりと掃除をしていれば、ほこりやダニがたまるようなことはありません。「ホテルのような部屋に住みたい」「ホテルライクな生活がしたいから、フローリングでスタイリッシュな部屋がいい」という人にたくさん出会ってきましたが、考えてみてください。お客様が快適に過ごすことを追求した究極系がホテルです。そのホテルで、フローリングの部屋を見たことがありますか?
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