目次
- ○寝室を最高の癒やし空間にする方法
-
寝室を最高の癒やし空間にする方法
日本人の平均睡眠時間は、ほぼ8時間といわれています。つまり、一日24時間のうち、3分の1をベッドの上で寝て過ごしているということです。それだけに、寝室は他の部屋よりもさらに気を遣って、部屋づくりをしていただきたいと思います。まず、寝室に関しては、ベッドも大切ですが、それよりもマットレスが大切です。身体に直接触れる部分は、ベッドフレームではなくマットレスです。人生の3分の1を過ごすマットレスを適当に選ぶということは、人生の3分の1を捨てているようなものだと、私は思います。人間の身体はうまくできていて、時間の積み重ねで、身体に受ける影響が大きくなっていくのです。疲れのとれ方も、マットレス一つで大きく変わります。朝起きたとき、いいマットレスと悪いマットレスでは、前日の疲れのとれ方がまったく違います。快適な一日をスタートするうえで、一日分のパワーを充電する場所として、大切なのです。寝室のマットレスを選ぶ際には、必ず寝具店やインテリアショップに行って、実際に身体を寝かせてみて、専門家がいいというものを買うようにしましょう。私は家具屋ですが、ソファは適当に選んだとしても、マットレスだけは絶対に適当に選ばないでください、と常にいっています。滞在時間が違うからです。先ほどの時計の話と同様、やはりマットレスもあとまわしにしがちです。ベッドを買った際に、セットでついてくるもので済ませている人が多いのです。でもそれは間違っています。ベッドフレームが主役ではありません。携帯電話を充電する際にも、安い充電器ではなかなか電気がたまりません。もちろん安くても素晴らしいマットレスはたくさんありますが、あなたの身体を大切に考えて、最適なマットレスを選ぶようにしてください。他にもいくつか寝室をつくっていくうえでのポイントを、ご紹介していこうと思います。前提として、ベッドルームこそが、すべての空間の中でもっとも癒やしを提供する空間である必要があります。寝るだけではなくて、一日の始まりを迎える場所でもあるわけですから。一日の始まりを迎えるタイミングで、爽やかなイメージがないと、朝起きたときに、いきなり気分が幻滅すると思いませんか。朝起きた瞬間のテンションはいうまでもなく大切なことで、目覚めたときに寝室に癒やしの要素があることで、一日のスタートを気持ちよく切れるものなのです。寝室をワンランク上の癒やし空間にするために、必要なアイテムがいくつかあります。それは、①グリーン②アロマ③照明の三つです。グリーンの重要性は先ほど述べた通りです。アロマに関しては、あなたの眠りを妨げない程度の優しい香りを、部屋にたいておきましょう。いい香りは人に癒やしを与えます。具体的には、リラックス効果の高い、ラベンダーやサンダルウッドの香りがいいでしょう。照明に関しては、やさしい明かりの間接照明が、いまはどこでも売られていますので、そちらを使っていただくと非常に癒やしになります。「気持ちよく朝を迎えましょう」というコンセプトのもとで、寝室づくりというのはするべきです。だからグリーン、アロマ、照明の三つが非常に重要なのです。そして、さらなるテクニックの一つとして、天井を有効活用しましょう。寝るときに必ず見ているのは天井です。天井が美しいと気持ちよく寝室で過ごせるのです。私のおすすめはホームプラネタリウムです。いまは家庭用の小型プラネタリウムが雑貨屋などでよく売られています。値段も数千〜数万円くらいまでで、そこまで高額なものでもありません。暗い部屋の中でつけると、天体が美しく回って、本当の星空のように映し出されます。多くの人が寝るときは電気を消しますから、空間を有効活用するという意味で、一つのテクニックとして、お伝えしておきます。こまかいことかもしれませんが、こういったものを導入するだけで、いまよりも生活が少しだけ豊かになるのです。寝室には、最高の癒やしを(筆者自宅)
なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方
世界幸福度ランキング第1位!世界一幸せな国の人々は、洋服よりも家具を選ぶ。「なんで?」と思ってこの本を手にした瞬間に、あなたの夢が広がりはじめる―。空間づくりこそ、最速で究極の自己実現方!