目次
- ○泣いたら抱っこ?どうしたらいいの?
- ○よく泣く赤ちゃんと泣かない赤ちゃん
- ○赤ちゃんが泣く理由は成長に伴って変化
- ○「泣き」で思いを通そうとする知恵も
-
泣いたら抱っこ?どうしたらいいの?
「赤ちゃんは泣くものだ」とはわかっていても、実際に泣き続ける赤ちゃんを目の前にすると、気持ちに余裕がなくなります。ここで思い出してほしいのは、まだ話すことのできない赤ちゃんは、この「泣く」という手段一つで、おなかがすいた、のどが渇いた、おむつがぬれた、痛い、眠い、暑いなどを表現し、親に訴えかけているということなのです。特に生後3か月くらいまでの赤ちゃんが泣くときは、生理的に不快な状態を訴えている場合がほとんど。なぜ泣いているのかを見きわめて、すみやかに対処してあげましょう。 -
よく泣く赤ちゃんと泣かない赤ちゃん
赤ちゃんの中には、泣いてばかりいる子とそうでもない子がいます。これは赤ちゃんの性格なのであまり気にすることではありません。周りの大人がイライラすると、よけいに泣くこともあるので、ママもパパもなるべく感情的にならずに、冷静な気持ちでやさしく接してあげましょう。一方、いつもニコニコしていてめったに泣かない赤ちゃんもいます。何も問題がないと言われたときは、手がかからないからとほうっておくのではなく、ママやパパが積極的に話しかけたりあやしたりして、赤ちゃんとコミュニケーションをはかるようにします。赤ちゃんが泣くときに最も注意しなければならないのは、泣いていたのが急に泣くのをやめて、ぐったりしてしまった場合です。赤ちゃんのからだに異常はないかを疑ってみる必要があります。発熱や下痢、そのほかの異常をチェックして、必要があれば救急車を呼ぶなどの対処が必要です。 -
赤ちゃんが泣く理由は成長に伴って変化
寝ているだけの新生児期には、「おなかがすいた」「おむつがぬれて気持ちが悪い」など、主に生理的なことだけを訴えます。起きている時間が増えてくると、徐々に「抱っこしてほしい」などの具体的な欲求や、「何となくきげんが悪い」などの精神的な理由も加わってくるようになります。また、抱っこしているときはスヤスヤ眠っているのに、ベッドにおいた途端、泣き出してしまうこともよくあります。抱きぐせではなく、スキンシップの心地よさに気づいたのです。もう一度抱っこして、赤ちゃんを安心させてあげてください。 -
「泣き」で思いを通そうとする知恵も
情緒面でもぐんと発達する5〜6か月ごろには、人見知り。8〜9か月ごろからはママやパパのあと追いをして泣いたりします。こうした「泣き」は、赤ちゃんの心が成長した証で、親子の絆が深くなったあらわれでもあります。さらにこの時期になると、「何かをしたい」「こうしてほしい」というはっきりとした欲求を持ち始めます。ただ、それをまだ言葉でうまく伝えることができないので、泣くことで意思表示をします。子どももかなり知恵がつき、ここで泣けば自分の要求が通る、許してもらえる、といったことがわかるようになった証拠です。抱っこの効用抱っこは赤ちゃんにこんなにいいはたらきをします肌のぬくもりを感じ、心が落ち着くからだの緊張がほぐれて全身状態がよくなる赤ちゃんの病気やけがに早く気づくことができる泣くことが減って子育てが楽になる