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給与に納得できない時に試してみたい3つのこと

働いていれば、収入の面で不公平感を味わうことがあるものです。「私は損をしている!」という気持ちから、相手への批判や、自己嫌悪になっていくことがあります。この記事では、そう考える前に試して欲しい3つのことをご紹介します。

有川 真由美

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目次

  1. ◯なかなかアップしない給与の額には理由がある
     
    • 1088なかなかアップしない給与の額には理由がある

      働いていれば、収入の面で不公平感を味わうことがあるものです。
      「仕事のできない上司が、自分の倍以上、給与をもらっているなんて許せない」
      「同じ仕事をしているのに、男性のほうが昇進も給与も優遇されている」
      「同級生が入社した会社はラクで高収入らしい。私、損しているかも......」
      そんなふうに人と自分を比べて、「私は損をしている!」という気持ちから、相手への批判や、自己嫌悪になっていくことがあります。
      仕事ができない上司に対して、部下たちは「給料泥棒!」と思うかもしれませんが、上司がその立場にいるのは、別のなにかが評価されているのでしょう。日本の会社にとっては、仕事のスキルよりも、これまで働いてきた〝歴史〞が大きく価値をもっているのです。

       

      男性ばかりを優遇する会社であれば、〝男性〞ということに価値を置いているのでしょう。
      ラクな仕事でも高収入を得られている同級生は、単に運がよかったように思われがちですが、それなりの資質を評価されて入社できたのでしょうし、目に見えない、なにかの価値を会社に提供しているのかもしれません。
      「どうしてそうなのか?」と考えると、正しい、まちがっているではなく、会社がなにに〝価値〞を置いているのかが理解できるはずです。「給与の額には、かならず理由がある」というルールがわかれば、無駄に悩むこともなく、自分なりに淡々と仕事をしていくようになります。
      自分を認めてもらうチャンスは、人と対抗することでなく、「相手が本当に求めていること」を理解して、自分なりに提供できたときにあるものです。
      報酬は、「能力がどれだけあるか?」で決まるものではありません。
      もちろん、人間の価値を計るものでもありません。
      でも、報酬は、社会が経済的に評価した「仕事の価値」ではあります。世の中には、介護や育児サポートなど、人に喜ばれる価値ある仕事をしている人が、「どうしてこんなに薄給はっきゅうなのだろう」ということがあります。
      それは、社会保障制度やマーケットの問題もありますが、よくも悪くも「市場価値」ではあるのです。
      あなたが収入の面で「不公平!」と思ったとき、つぎの3つのことを試みてください。
      (1)見えない〝報酬〞に目を向ける
      (2)自分が欲しい金額に合わせた働き方をする
      (3)人と比べるのではなく、自分なりの稼ぎ方を見つける

       

      もう少し、詳しく見ていきましょう。

       

      (1)見えない〝報酬〞に目を向ける
      報酬は、お金だけではありません。さきほどの介護や育児サポートなどの現場で、収入が少なくても、「やり甲斐がある」「感謝されるのがうれしい」と笑顔で働いている人が多いのは、〝喜び〞や〝満足感〞を得られているからでしょう。「成長できる」「仕事が面白い」「職場の人間関係がいい」など、ほかの報酬を与えられている職場もあるでしょう。
      収入以外の報酬に目を向ければ、たくさんのものを与えられていることに気づくはずです。

       

      (2)自分が欲しい金額に合わせた働き方をする
      「これ以上やったら働き損」とは、考えないでください。
      「報酬がないならやってもムダ」ということもありません。やりたいだけ、やれるだけ、やればいいのです。思いっきり大サービスをすればいいのです。
      その報酬は、お金でなくても、なにかの形でかならず返ってくるものです。自分が「与えたもの」と、まわりから「与えられたもの」は、ぴったりと帳尻が合うようにできているのは不思議なほどです。

       

      (3)人と比べるのではなく、自分なりの稼ぎ方を見つける
      現実を変えることはできません。人と比べても、あまり意味はありません。
      ただ、いまの収入に不満があるのなら、現実を把握して、自分のできることを探っていくか、いまの職場で難しいようなら、力をつけて転職したり副業したりする道もあるかもしれません。
      大切なことは、人がどうこうということではなく、自分の満足する収入を目指すこと。
      そのための稼ぎ方は無限にあることを忘れないでください。

       

      給与の額に自分の人生を振りまわされるなんて、もったいない。
      金額にこだわっていては、「自分の仕事」が、いつまでたっても見えてきません。
      自分ができることにフォーカスすれば、お金はあとからついてくると思うのです。

       

      自分の価値が上がるポイント
      ここ一番で、ちいさな損得を考えない

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